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2002/12/11 [米式蹴球部]

アメリカンフットボール東西大学王座決定戦
「甲子園ボウル」早稲田vs立命館戦展望

  「西高東低」。これは学生アメリカンフットボール界で言われていること。これは誰もが認めている事実でもある。

関西学生フットボールリーグの3強(立命、関西学院、京大)はいずれも関東より強いという言われ方をすることすらがある。事実、昨年度まで関東を8連覇してきた法政大学でさえ、東西大学王座決定戦「甲子園ボウル」において94年度からは2回(うち一回は同点優勝)しか勝つことが出来なかった。昨年度の甲子園ボウルでも法政は関西学院に24−6で完敗。西高東低を裏付ける結果となっている。立命と早稲田の対戦は初。甲子園の地で東と西のマンモス校が激突する!

試合詳細、予想スタメンはこちらから。

関東代表 早稲田大学ビッグベアーズ

 

写真:平田満氏

 今年は関東からは我が早稲田大学が出場する。今季の早稲田は前評判こそ高かったものの、2戦目の帝京戦でつまづくと、4戦目の専修戦で1点差で再び破れ自力での関東大学選手権「クラッシュボウル」への出場が阻まれるという非常事態。しかし、「ギリギリのところまで来て開き直れた」(関谷主将)というように残り2戦を連勝し、幸運にも創部発のクラッシュボウル進出を達成すると、準決勝で絶対不利といわれた法政に残り2秒でのFGでの逆転という劇的勝利で決勝進出、決勝でもリーグ戦で敗れた専修大に雪辱。早稲田は創部69年の歴史で初めて甲子園の地に足を踏み入れることになる。

関西代表 立命館大学パンサーズ

 

写真:平田満氏

 昨年度の覇者で今年正月のライスボウル(学生一vs社会人一)で勝って日本一を達成した関西学院を4年ぶりに破って甲子園ボウルに駒を進めてきたのが立命館大学だ。「リッツガン」と呼ばれる「ショットガン(パス中心に攻撃を組み立てる)」を採用する。順調に連勝して迎えた後の課題の京大戦、第1Qで2タッチダウンを奪って勢いに乗るとそのまま京大オフェンスを3点に押さえ込んで完勝。続く近大も破って最終戦は関西学院。第1QでエースQB高田を怪我で失うが、控えQBの椙田が大爆発。堅い関西学院ディフェンスから奪ったタッチダウンは6つ、48−14で粉砕し7戦全勝。攻守ともに隙なく近年の大学最強との呼び声も高い。

 

写真:平田満氏

 さて、冒頭に書いたように「西高東低」。下馬評では圧倒的に立命優勢だ。そのぐらい立命は強い。早稲田にとってはまさしくの格上との戦いになる。しかし、早稲田は同じく格上との戦い、絶対不利といわれたクラッシュボウル準決勝で法政大学を破るという金星を上げている。チームも2敗はしたが、それから試合を重ねるごとにチーム力が飛躍的にアップ。法政を倒した勢いでクラッシュボウル決勝でもリーグ戦で惜敗した専修を勢いの差を見せつけるような45−17の快勝劇。勢いなら負けてはいない。立命は当初目標にしてきた関西学院との一戦に勝ったことで気が抜けてはいないか。早稲田が付け入る隙があるとすればそこぐらいか。立命は、1試合平均得点は約55点、平均失点約5点という群を抜いた成績で、早稲田の平均得点約33点、平均失点約21点を軽々上回る。リーグの全体のレベルを考慮すると、あまりに実力差がありすぎる。それぐらい立命は強い。

勝負のポイントはずばり「空中戦」。空中戦の覇者こそが甲子園ボウルの覇者になるだろう。

 

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(TEXT=山田浩平、PHOTO=平田満氏、近藤優美子)
 


 
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