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2002/10/19 [ア式蹴球部]

東海大に引分け、ようやく後期初の勝点獲得。2部残留の可能性を残した。

 
各所で魂の入ったプレーが。
 

 
部員一丸となっての勝ち点獲得。
 

 
早大
1
0-1
1
東海大
1-0
 
関東大学サッカー2部リーグ第6戦
早稲田大×東海大
10月19日(土)
川越運動公園陸上競技場(埼玉)

 後期リーグ開幕から5連敗で、二部リーグ降格まで本当に後がなくなってしまった早大。対するは、前節の大量失点から7位に順位を落とし、早大との最下位争いを余儀なくされた東海大。しかし両校の勝点差が3あるため、東海大が勝利すれば早大は自動的に二部リーグからの降格が決定する。実力が全く発揮できない現状を打破できるのか、注目の一戦は川越総合運動公園で行なわれた。

 早大は、従来の4バックから5バックへシステム変更し、前半は完全な守備重視でゲームに挑んだ。だが前半1分、一瞬の隙を衝かれ東海大の左サイドからのシュートが決まり、早くも先制点を奪われてしまう。早大は、後期初スタメンに燃えるDF春日(理工3)、普段の試合よりも前線に上がり自ら勝負をかける主将佐藤(商4)らの印象的なプレーはあるものの、得点につなげることができない。結局、両校ともに一歩も譲らず、緊張感を保ったまま前半終了。試合の流れがどちらにいくか、全く予想がつかないままハーフタイムを迎えた。

 後半、いつもより早くピッチに戻ってきた早大イレブンは、前半の固すぎた緊張感が緩んだように見え、ベンチ入り出来なかった部員達による早稲田コールの大合唱にも後押しされ、プレーに躍動感が出て来た。システムを4バックに戻したこともあり、終始ボールを支配し、後半23分、後半から投入された庄堂(人3)が、高橋(人3)のアシストによって右サイドからヘディングシュート。ついに、東海大のゴールネットを揺らした。

 東海大も再三早稲田ゴールを狙うが、GK植草(人2)が全日本大学選抜選手としての貫禄を見せつけ、ゴールを許さない。早稲田は後半32分、怪我により春日を松尾(人2)に、後半39分には矢島(人1)を谷口(人4)に交代させるなどし、最後まで勝点3を目指した。だが後半44分に東海大の守りからフリーになりチャンスを握った谷口のシュートがバーに跳ね返されてしまうなど、あと一歩のところで及ばず1-1の引き分けで終わった。

 しかし、GKコーチ小野田(理工院2)が「これが大学サッカーだよ。」と試合後言ったように、泥臭さを取り戻し、チーム内の何かが変化した早大だけにまだ2部残留の可能性は十分にある。次の最終節(26日14:30VS.法政大@古河市立古河サッカー場)、臙脂の血の大逆転に期待したい。

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(TEXT=近藤優美子・PHOTO=鈴木英介)
 


 
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