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2002/11/01 [米式蹴球部]

強敵の日体大戦、21点差をひっくり返しての大逆転勝利。クラッシュボウル出場へ望みをつなぐ。

 
 
 
 
 
早大
41
0-7
24
日体大
7-17
10-0
24-0

関東大学アメリカンフットボールリーグ戦グループB
10月27日(日)西武ドーム

これで早稲田は3勝2敗、日体大は4勝1敗。

 先週、専修大学にまさかの逆転負けを喫しクラッシュボウルの自力出場が途絶えてしまった早稲田大学。今節の対戦は日体大とこれまで全勝の相手。帝京大、専修大と既に2敗してしている早稲田としては、とにかく勝つしかない。2連勝してクラッシュボウル出場の望みを待つのみ。対する日体大はこの試合に勝てばクラッシュボウル出場が決まる。西武ドームで行われたこの試合、いろいろな意味で興味深い一戦となった。

 試合は序盤から日体大が握る。第1Q、いきなり相手のラン攻撃の餌食になる。好リターンでいきなり自陣まで進出された早稲田は、相手のランを止められない。連続してラン攻撃され、最後は残り1ydの地点から中央をダイブされ、開始わずか2分7秒に先制のタッチダウンを許す。キックも決められ0-7での苦しいスタート。続く早稲田の攻撃、QB波木、FB神のランなどで敵陣深くまで進出。しかし、パスインターセプトされ攻撃権を奪われる。直後の日体大のシリーズ、またもや左右にラン、中央にパスとバリエーション溢れる攻撃攻撃を止められない。しかし、最後はDL奥田の踏ん張り、相手のパス失敗などパントさせることに成功する。ところが、奪い返した攻撃権を活用できない。パス失敗なども重なり一度も1st downを取ることができずにパントで攻撃権を返上してしまう。そして第1Qが終わった。

 第2Qに入ってもペースは日体大。第1Qから続く日体大のシリーズで、自陣1yd地点まで瞬く間に迫られた早稲田は右側を走られタッチダウンを許す。わずか31秒の出来事だった。続く早稲田の攻撃もQB波木やTE泉のランで敵陣まで進出するものの、パス失敗やQBサックなどを受け、パントで攻撃権を手放してしまう。そして、続く日体大の攻撃、ラン主体で自陣まで攻め入られると、DL奥田がQBサックをして相手を後退させるものの、最後は6分29秒に右側を30yd近く走られタッチダウンを許す。キックも再び決められ得点は0-21に。ここまで手も足も出ない状態が続いた早稲田だが、ここから反撃する。続くリターンからWR吉田へのパスやFB神のランなどで敵陣35yd付近まで攻め入ると、最後はQB波木が待ってましたとばかりにWR斎藤へのタッチダウンパスをフィールド左に通す。トライフォーポイントのキックも成功し、8分43秒にようやく7-21と差を詰める。しかし、日体大も動じない。続く攻撃でジワジワ早稲田陣半ばまで攻め入ると、残り1秒というところで30yd以上のフィールドゴールを確実に決める。7-24と点差はさらに開く。しかし、日体大のいいところはここまでだった。

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(TEXT、PHOTO=山田浩平)
 


 
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