〜born to be a hockey player〜

プレーオフ出場!

スケート部ホッケー部門久慈修平主将パーソナルインタビュー(前編)

前のページより)

 “勝ち慣れる!”

 

―世界と触れた経験から、今の早稲田がもっと強くなるために必要なものとは何だと思いますか?
ひとつは、勝ちへの貪欲さです。本当に勝ちにこだわる選手が、もっと増えないといけないのかな、と思いますね。やっぱり、「勝ち慣れる」じゃないですけど、勝ちを覚えておくというのは本当に必要なことであって。“一生懸命さ”とかじゃなく、本当に「勝つために自分が何をするのか」ということを、もっと考えられる選手が増えていかないと。

―泥臭さというような?
うーんそうですね、泥臭さがある選手もいれば、華やかプレーをする選手がいていいと思っていて。それぞれが、自分の役割を100%、120%の全力で発揮しないと、勝ちに繋がらないと思います。そういう選手が一人でも二人でも増えていけば、どんどんどんどんいいチームになっていくと思います。
スキルとか技術とかいうのは、もうある程度固まっているものであって、急激に伸びないと思うので、やっぱり何が大切かというと気持ちや意識ですね。そこから変えていかないと、優勝するのは難しいと思います。

―日常生活から変えていく?
そうですね、常に「ホッケーをやる」という姿勢でいないと。でも、ホッケーホッケーばっかりだと疲れちゃうので、もっとしっかり頭を切り替えられないと(優勝は)難しいかな、と思います。まぁ学生スポーツだということもあるかもしれないですけど、そこは今のところ(チームに)欠けている部分なので。プロだと自分の生活がかかっているので、一生懸命やると思うんですけど。これが学生スポーツのいいところでもあり、悪いところでもあるのかな、とは思います。

―朝5時からというハードな練習の切り替えとして、休日は何をしていますか?
人それぞれですけど、ずっと寝てる人もいれば、買い物に行くとか普通の学生と変わらないことをしている人もいます。でもやっぱりどこかでホッケーを考えている行動を、うちの選手はある程度はできているかな、と思います。うーん、だろう…なぁ。ちょっと首を傾げる部分もありますけど。

―昨年は寮で部のクリスマスパーティーが開かれたとか。
クリスマスだから、誰も寮に(デートで)いないんじゃないか、という話になって。で、寮にいる人でクリスマスパーティーをやろうということになり。僕もいたんですけど。で、「やるよ」といったら、なぜか寮の半分以上の人が来て。すごく楽しいクリスマスになった、という感じでした。逆に寮に残ったメンバーの方がいい思いをした、っていう。

―サマーカップ全体の感触はどうでしたか?(結果は4位)
確かに負けを反省することも必要だと思いますが、これだけ戦えたというのは収穫だと思いました。あまり気にする結果ではないと思っていました。実際選手たちには厳しいことを言いましたけど、自分の中では「勝負はここからだ」と感じています。各選手いろいろ課題もあると思いますが、「負けて良かった」ということはないですけど、合宿の成果ということだけで考えれば、いい結果だったのではないかと思います。
逆に優勝していたら「俺らはできる」と思って、(課題が)見えてこなかったのではないかと思うので、今ほかの大学に叩かれて、「俺らはこれからしっかりやっていかなきゃいけないんだ」という気持ちに全員がしっかりなっていてくれれば、秋冬は面白いんじゃないかな、と思います。

―実りある大会だったのですね。
周りは「結局負けてるじゃん」と思うかもしれないですけど、僕らとしてはそう思ってやっています。

―昨年のリーグ戦は、優勝決定戦の最終戦で東洋大に敗北。惜しい結果となってしまいました。
本当に最後で勝つか負けるか、で優勝が決まるというところまでいって、結局東洋に産連敗をしたという結果が残ってますけど。今年はちょっと違うルールで、2試合総当りのトーナメントとプレーオフという感じなので、実質“完全体”というか、早稲田のいいところをトーナメントに持っていくことが重視されます。去年とは違う試合展開をしないといけません。全部の試合を考えちゃうと後半に失速してしまうと思うので、とにかく一試合一試合をレベルアップしていけば、決勝トーナメントで必ずいい結果を出せると思っています。照準をあまり決めたくないですけど、結局はプレーオフの決勝トーナメントに勝たないと優勝がないので、そこまで行ってからどう戦うか、だと思っています。

<後編へ続く!>スケート部ホッケー部門久慈修平主将パーソナルインタビュー(後編) 

(TEXT=田辺里奈、PHOTO=鈴木雄介、田辺里奈)

関連URL ホッケー部スケート部門ホームページ

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                                        (TEXT=田辺里奈PHOTO=鈴木雄介、田辺里奈)