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2010/9/10〜12[競走部] 

チームワセダの力を結集させ、男子総合2位!! 
第79回日本インカレレポート


 9月10〜12日、国立競技場にて第79回日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)が行われた。学生日本一を決めるこの大会、早稲田は様々な種目で輩出し、男子は総合2位(86点)に輝いた。


 

400mで3位に入った浦野晃弘(スポ2)。
4×400mRのアンカーとしても大活躍。

 男子100mでは、主将の江里口匡史(スポ4)が大会史上2人目となる4連覇を達成。決勝のレースでは、スタート直後に足が思うように動かず出遅れるものの次第に加速し、70m過ぎで先行していた草野(順大)を交わしてトップでゴールに飛び込んだ。向かい風3.4メートルの悪コンディションも重なり、タイムも10秒62と不満の残る結果となったが、以前から本人も4連覇には強いこだわりを見せていただけに、しっかりとノルマを達成するのはさすがといったところ。あくまで世界で勝負することを意識する江里口は、次は11月のアジア大会でアジア王者の座を狙う。

 また、4×100mリレーは、堅実なバトンパスとレース運びを見せた順大と、関カレ王者・中央大の前に敗れ、連覇は2でストップ。小原真悟(スポ4)−江里口−梶将徳(スポ2)−久保田裕是(スポ3)のオーダーで臨んだ早大は、江里口の活躍もあり2走まで先頭争いを演じるが、次第に順大にじわじわと差を広げられると、最後はゴール前で中大にも100分の1秒差で競り負け、悔しい3位に終わった。今シーズン関カレ、全カレと優勝を逃しているワセダの4継。残されたリベンジのチャンスは来月の日本選手権リレーのみ。残された時間は少ないが、バトンパスの精度と個々の走力を高め、王座奪回を期待したい。

 男子は大会最終種目となった4×400mリレーでも表彰台の座を確保。決勝では、まず1走の小西志朗(スポ4)がトップに僅差でつなぎ流れを作ると、2走の中村達郎(文構4)も一時は2位に上がるなど積極的に飛ばし、先頭とは約2m差の4位でバトンパス。前日の4×100mリレーに続いての出場となった久保田も、疲れを感じさせない走りでアンカーの浦野晃弘(スポ2)へ堅実につなぐと、浦野はバックストレートで2位に浮上する。その後ラストの直線では4チームが優勝を争う大混戦となるが、結局早大はトップに約0.3秒及ばず2位。優勝には僅かに手が届かなかったものの、タイムは3分06秒98となかなかの好記録。次は優勝と早稲田記録の更新(3分06秒80)といきたいところだ。   


 

110mHで3位入賞の日野勇輝(スポ3)。
インカレでは自身初となる表彰台の座を射止めた。

 フィールドでは、男子やり投でディーン元気(スポ1)が2位に入賞。ディーンは7月の世界ジュニア選手権でマークした自己記録(76m44)の更新を目指したが、今回は73m38に止まった。また、同じくやり投に出場した神崎真悟(人3)は、最終6投目に自身初の70mオーバーとなる70m87のビッグスローで、4位に食い込む健闘を見せた。

 大会最終日に行われた男子棒高跳では、笹瀬弘樹(スポ3)が貫録の連覇達成。5m20から登場した笹瀬はこの高さを2回目で成功させると、5m30、35を続けてパスし5m40に挑戦。これも1度目の試技で越えて見せ、昨年に続く学生王者のタイトルを獲得した。その後の日本学生新記録となる5m60へのチャレンジは残念ながら失敗に終わったものの、その強さは学生界ではもはや敵なし。今後は目標に掲げる5m60越え、そして11月にはアジア大会で世界へと挑む 。

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関連URL
早稲田大学競走部ホームページ

(TEXT・PHOTO=岡崎聡)

 


 
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