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2年生が大半を占める中距離ブロックを牽引する存在となった吉田。
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3日目、早稲田勢最初のトラック種目である男子800mには2年生の3選手が出場した。
予選第1組では関カレ初出場の出口翔(スポ2)が軽やかな走りで1分52秒27と自己ベストを更新すると、先月の六大学を制した吉田貴洋(スポ2)はスローペースの第2組で得意のラストスパートを決め1着通過。続く第3組では昨年この種目で予選落ちだった田中言(スポ2)が着実な走りで4着に入り、3人そろっての準決勝進出を決めた。
予選から約5時間後に行われた準決勝は2組4 着を争うレース。第1組に登場したのは出口と吉田だ。出口は途中先頭にでて引っ張るも、後半失速し7着。ゴール後は悔しげな表情を浮かべた。吉田は予選と同様にラスト200mからのスパートで2着に入り、昨年は成せなかったトップ8入りを決めた。第2組では田中が終始5、6番手につけ上位をうかがうも、わずかに及ばず5着で決勝進出はならなかった。
4日目に行われた決勝。「昨日(予選、準決勝)のレースで少し痛めたハムをかばいながらのアップだったので、あまり身体がほぐれていなかった」という吉田、スタートから走りには硬さが見られる。1周目から上位とはやや距離があいてしまい、予選、準決勝とラスト勝負をものにしてきた吉田であるが「(決勝も同じ展開を)狙っていたのですが、距離的にもあいてしまい、自分もスプリントを出す力を使い切ってしまっていた」といつものキレあるスパートは出せず。それでも後退することはなく、ラストは粘って1分52秒86の6位で自身初の関カレ決勝を終えた。 インターハイ王者として入学時から期待されてきた吉田、昨年は怪我にも悩まされた。「決勝に残れたことは本当に嬉しい」と語りながら、「3本走る体力がなかった。今回の反省は体力面」と課題も見つけた模様。吉田を筆頭に、出口、田中らを含めた中距離陣のさらなる活躍に期待したい。
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