期待の新人の古谷拓夢(スポ1)が予選、昨年度全カレ7位の中野直哉(スポ3)が準決勝で姿を消す中、石田裕介(スポ2)は冷静な試合運びを見せ決勝へコマを進めた。迎えた決勝、大外から伸びのある走りで、自己ベストを更新しての2位入賞。最後は慶大の松本(3年)をとらえる事は出来なかったが、いよいよ50秒台のハードーラーへの仲間入りを果たした。
終始安定した走りだった。3日目に行われた予選も難なく通過し、迎えた準決勝。最後の直線までもつれ込む大接戦の中、なんとか決勝に進出。決勝は前半から積極的な走りを見せ、アウトから松本を必死に追ったが、わずかに届かず2位。それでも、400mHで表彰台に上がることが出来たのは今後の大きな自信になるだろう。
決勝でのコールでも淡々とスタジアムに礼をしたりと感情を表に出すことの少ない石田だったが、ゴール後に倒れたまま、拳を突き上げる姿にはその内に秘める喜びがひしひしと感じられた。全カレA標準50秒80も目前と迫る石田の走りから目が離せない。
石田裕介(スポ2)
▽男子400mH
予選 52秒22(2着)、準決勝 51秒56(3着)、決勝 50秒98(2位)
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