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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2002/5/31更新  第13回

「第40回本庄〜早稲田100キロハイク」

 今年で40回目を迎え、早稲田精神昂揚会という一サークルのイベントが今や早稲田大学の三大行事の一つと言われるまでに発展した「本庄〜早稲田100キロハイク(通称100ハイ)」。40回記念大会となった今年は、通常800人の参加者を1000人にまで拡大して募集。にも関わらず、申し込み当日の朝には長蛇の列ができ、開始1、2時間ほどで締め切られてしまいました。その100ハイに、私は二年連続で参加してきました。

 
選手宣誓
 
 
仮装する人
 

 奇しくも100ハイ当日の5月18日はこのWasedaWillWin Projectのウェブリニューアル当日。前日金曜、リニューアルの作業していると、いつの間にか朝に。池袋7時1分発の高崎線に乗らなければ、時間までにスタート地点の埼玉県本庄市に着くことができないため、無謀にも一睡もせずに出発したのでした。

 二度目の参加で今後の道程をある程度知っているだけに、今年はスタートからそんなに飛ばすようなことはしません。スタート時点では走って前に歩く人を追い抜く余裕さえあるのですが、これが時間が経つにつれて、日が暮れていくにつれて、どんどん体力脚力とも衰えていくのです。私は途中で足にマメができ腫れあがってしまい、共に歩いていた人のペースについて行けず。1日目最終区であるナイトハイクでは、1時間以上も一人で歩く羽目になってしまいました。

 1日目の寝床である埼玉県入間市の豊岡中学校に着いたのは深夜1時を回った頃。先頭が到着してから1時間ほど経ってからでした。翌朝は5時半起床。そのまま寝てしまうと筋肉が固まり大変なことになるので、各自入念にマッサージをし寝袋に身を包み就寝するのでした。

紺碧の空を歌う参加者

 

 「起床ー!」役員の怒声にも似た声が体育館中に響きわたります。そう、100ハイでの起こされ方というのはこんなにも凄まじいのです。疲れ果てて寝ている体中に電流が走るような感じがします。2日目のスタートです。この日の山場は人科(所沢キャンパス)から上石神井の早大高等学院まで歩く約23キロの道程。人科を出るとすぐに舗装すらされていない山道に入り、多摩湖の絶景で感嘆するも、その後は長すぎるサイクリングロード、そして魔の直線・新青梅街道へと続く道です。決死の思いで早大学院休憩所に着くと、いよいよ最終区、大隈講堂までの約13キロです(次のページに続く)。

 


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(TEXT・PHOTO=長友亮太)
 


 
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