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大槻枝美6月号 

2002/6/23更新  第3回

 カナダ、アメリカでの遠征を終え帰国した大槻選手。今月末に行われるスペインでの世界大会へ向け、帰国してつかの間、今度は合宿へと向かう。そんな忙しい日々を送る彼女に、遠征でのエピソードや現在の心境を語ってもらった。場所は前号(5月号)において、大学4年間で一度も足を踏み入れたことがないという大隈庭園。初夏を迎えたこの日、庭園の緑の木々たちは日差しを一身に浴び、とても輝いていた。

--遠征から帰国して、調子自体はどうですか?
「コーチからは良いと言われていたんですけど、自分ではあまり良いとは思っていないですね。『動きは徐々に良くなってきているから』と言われるんですが、実感が無くて、自分はあまり気づかないんです。」

 

--海外遠征はどのような位置づけなのですか?
「試合するためもありますが、今回の場合は今後控えているワールドカップのための場慣れのような感じで海外に行くんです。一年間のスケジュールによって毎年変わってくるんですが、今回は準備として出ていくんです。同行する別の2人は遠征がメインで試合に出るのですが。」

--海外では英語を話すのですか?
「全然だめですよ(笑)。それでも海外にいたおかげで、聞き取ることはできるようになりました。話せはしないんですけど、何を言っているかは分かってきたんです。」

--勉強されているスペイン語の方は?

 

「ラテン系のノリがいいですよね。実はスペイン語圏の選手はいっぱいいるんです。スペインとメキシコ、プエルトリコなど。メキシコでやった試合では観客が満員でビックリしましたよ。小さいマイナーの大会だったのに。メキシコには男子選手で有名な人がいます。その人はオリンピックでもメダルを獲ったことがあって。街を歩いていても、『サインしてください!』と声をかけられるくらい有名な選手で、ものすごい格好良くて女性にも人気なんです。しかもレディーファーストで(笑)。その選手を見にこれだけの観客が集まるみたいですよ。」

--スペイン語を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。
「飛び込みが終わって得点がスペイン語でコールされたときに、自分が何点だったのかが全く分からなかったんですよね。点数が得点板にすら表示されないときもあって。それがきっかけでスペイン語の本を買って勉強するようになったんです。」(次のページへ続く)

 


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