(前ページの続き)――課題は具体的には?
「だんだん、リーグの後半になるにつれて試合の終盤に点取られることもあれば悪い時間に点取られることも。もうひと踏ん張りができなくなってる。苦しいところでチームが踏ん張れない。疲れもたまってくると思うんですけど、そこで頑張れなかったのが一番の課題です。」
――それは体力的な問題ですか?
「それもあると思うんですけど、精神的な弱さ、僕も含めてまだなんか青いっていうか若いなっていう感じがして、もう少しあそこで頑張れたら違う結果になっていたかなと。」
精神的な弱さ、僕も含めてまだ青いというか若いなって
――一部復帰が目標にあると同時に、関東リーグでの闘いに不安もあったわけですね?
「一部復帰を目指してたんですけど、心の中では(去年)都リーグっていうのもあって、ちょっと不安なところもありました。けど、まあやってみれば戦えるかなと。」
――初勝利の明大戦はポイントだったのでは?
「そうですね。明治戦で特に俺らはいけるって、自分たちのサッカーができて。相手が明治で強いチームなので、そこで勝って自信にはなりました。」
今年の佐藤は、中盤の攻撃的な位置、いわゆるトップ下、でプレーし、ここまで1得点1アシスト(公式戦・早慶戦)の成績を残している。そして主将としてもチームを引っ張っている。
すごく、ほっとしてます
――前期、早慶戦と終わって一区切りつくところだと思いますが、主将として今の気持ちは?
「すごくほっとしてます。(早慶戦で)負けて言うのもあれなんですけど(笑)。今は、やっぱり試合のときとか、苦しいことが多いかなと思いますけど、チームが勝ってたら嬉しいし。だから中央大学のキャプテンとかいいかって(笑)。もっとそのための努力をしないといけないと思って。練習からもうちょい引っ張っていって声出したり、やることがたくさんありますね。」
――選手個人としては?
「あんまり点に絡めなかったんで。自分としてはあまり納得いってないですね。」
先日の関東大学選手権では都リーグ所属の拓殖大に敗れ、一回戦で姿を消してしまった早稲田。秋のリーグ後半戦まで公式戦はないが、その分夏の間じっくりと練習に時間を割くことができる。最後の夏、佐藤にとっては頑張りどころだ。
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