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早稲田スポーツ探訪


2002/7/06更新  第14回

「野球早慶戦観戦記(慶応側から)」

4.応援メドレー、その他の応援歌について

早稲田:メドレー的にはたく さんあるが、スパークリングマーチとコンバットマーチ
が基本。熱狂的ファンが多いためか、その人の真似をすれば応援は足りる。一緒に応援して応援パターンを覚えよう。早慶戦で応援パターンが分からなかった人は、早慶戦前に一度、早稲田の試合を観に神宮球場に足を運んでみることをお勧めする。応援歌(紺碧の空以外)は様々なものがあるが、覚えている人は熱狂的ファンのみ。ただ、その熱狂的ファンが多いのが早稲田の特徴でもある。

 
早稲田の優勝の瞬間
 
 
早稲田側スタンド
 

慶応:有名なコール慶応、ダッシュ慶応が鳴り響くが、覚えている人は少数。応援歌も、非常にたくさんの種類があるが、歌っているのは応援部のみだったと言っても過言ではないほど歌っている人が少なかった。私は外野席だったが、吹奏楽団の音が聞こえにくかったのが残念だった。

 有名な早慶讃歌も、慶応側で歌えた人は皆無だった。早稲田が一方的に慶応を意識しているからかもしれないが、やはり早慶は片方が欠けては成り立たない。慶応側にも早稲田を意識して、一緒に早慶讃歌を歌って欲しいと心から思った。

5.試合が終わって

早稲田:私が観た試合は早稲田が勝って優勝が決まった試合だった。よって歓声がすごかった。この時ばかりはみんな高らかに校歌・紺碧の空を歌い上げる。試合が終わった後、紺碧の空を肩を組んで歌いながら横に揺れる集団を見るのはかなり爽快だった。

慶応:負けたこともあってか意気消沈気味。和田の築く三振の山にため息をつく。

感想
早稲田慶応:やはり新歓ということも手伝ってか、野球を観るというよりも、新歓しか考えてないサークルが多すぎるという点は否めない。私はとしては、やはり両校の野球部共に大学を背負って一戦に望んでいることを考えると、最低限のマナーは守って欲しいと思う。例えば、エールの交換や相手が校歌を歌っている間などはじっと黙って相手を気遣って欲しいものだ。この点に関しては早稲田も慶応も大して大差はない。自校を応援するのはいい。しかし、その中で相手を敬う気持ちは絶対に忘れてはいけない。

6.備考

早稲田慶応:今、早稲田に入学すると、入学式の時に校歌や応援歌の入ったCDがもらえる。これは慶応の人にとって羨ましいことらしい。慶応にはこういうのはないとのこと。また、早稲田は事あれば校歌や応援歌を熱唱する人種が多く、一般の学生がそういったものに触れる機会が多い。一般の慶応生は塾歌や校歌に触れる機会が少ないから残念だと慶応の友人が嘆いていた。早稲田が校歌を覚えている人が多くて、慶応が少ないのはこれにも関係しているだろう。両校とも全員の学生に校歌・塾歌を覚えさせてやる、というぐらいの気合いを私は大学側に求めたい。

7.総括

 両校はライバルなのか?やはりそれはある。早稲田は慶応に負けたくないし、慶応は早稲田に負けたくない。そこに理由なんて必要ない。大学スポーツの醍醐味はここにある。早慶戦という言葉は、ほとんどの人が知っているだろう。早慶戦は野球だけではない。体育局全部に早慶戦はある。春の早慶戦はほとんど終わってしまったが、秋に早慶戦を設けている部もたくさんある。是非とも足を運んで愛校心を感じてほしい。これはバスケの早慶戦の話だが「一瞬、私に愛校心が芽生えちゃったわ」という声を耳にした。これを聞いて私は非常に嬉しかった。大学が好きになること→大学生活が楽しくなることに繋がる。相手を敬いつつ応援する、愛校心を感じる。

 もちろん、早慶戦でなくても愛校心を感じられるイベントは多々ある。その機会を逃さず参加して欲しいと思う。

 


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(TEXT・PHOTO=山田浩平)
 


 
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