<大槻枝美日記 8月号>
8月1日〜8日 富士で日本選手権の事前合宿
8月1日(木)
今日から合宿がスタート。練習場所についたら、日本選手権に出る選手達がちらほら着てて、もう試合の雰囲気が感じられた。
8月5日(月)
今日はオフ。みんなで近くの映画館で「タイムマシン」を見た。なんか本当に息抜きなかんじ。映画は見るのが好きだから、うれしい。
8月7日(水)
すでに出場選手がみんなそろって、プールが選手であふれた。同じチームの高校生が練習中に肘を怪我して、病院に連れて行かれた。試合前にやってしまった!って感じ。人事ではない。自分も怪我には十分気をつけなきゃ。。。
8月9日〜11日 日本選手権
8月9日(金)
板の試合。私は出ないから、ひたすら応援と練習。明日が自分の試合。まだ自分に自信が持てず、不安。部屋に帰って、気晴らしに最近勉強しているスペイン語をひたすら勉強した。なんだか勉強してると、気持ちが落ち着く。自分の好きなことだから、、、。
8月10日(土)
高飛び込みの試合。結果は2番。予選はすごい悪くて、途中泣きそうになりながら試合をしてた。かろうじて7番で残った。準決勝と決勝を頑張って乗り切った。9本中1本大きな失敗をしてしまったため、数点差で負けてしまった。悔しいが、自業自得なので、しょうがない。明日のシンクロダイビング、気持ちを切り替えて挑む。。。
8月11日(日)
シンクロダイビングの試合。優勝と250点の標準点を大きく越えないと、アジア大会にはきびしい。結果は、290点ほど取って、優勝した。当日競泳の試合も一緒にやっていたため、競泳の応援のため、会場がとても騒がしかった。シンクロの試合中、掛け声がパ−トナーに聞こえなく、一緒に飛び出せないほどだった。しかし、そんな中、5本、集中力を切らさず、最後まで我慢した。その結果、このような結果が出た。この試合は、今後の自分のためにも、いい勉強になったと思う。
8月12日(月)
アジア大会のための、測定をしに国立科学スポーツセンター、に朝から行った。今まで、使ったことのないいろいろな機械でいろいろなところを測定した。結構丸1日かかって結構疲れた。そのあと、試合後の疲れを取るために、指圧にいった。
8月14日(水)
今日から練習再開。まだあと試合2試合もあるので、たるんでばかりにはいかない。外の練習で、日にあたり、結構疲れた。肌も少しずつ黒くなってきた。美白には程遠いかー。。。
8月15日(木)
今日から私のコーチはインターハイに行ってしまうため、別のコーチに教わる。結構ドキドキ。。。
8月17日(土)
お父さんの誕生日。手作りのケーキを作った。カロリー控えめで、われながら上手くできた。けど、当本人のお父さんは食べてくれなかった。甘いものを控えているから。けど、ショック。。。
8月19日(月)
今日はオフ。台風がきてて、結構外に出るのがだるい。けど、そのだるさをとるために、指圧にいった。やっぱり疲れが取れるナー。。。
8月22日(木)
久しぶりに友達と夕食。いっぱい話して、いっぱい笑って、かなり楽しかった。。。帰り道、テレビに出てるアナウンサーを見た。けど、名前は知らない。人に説明できない。。。。
Pick Up!
第4回「自分の気持ちのコントロールについて」(Text 大槻枝美)
去年あたりから、私たちのチームは飛び込みにはメンタルトレーニングが不可欠ということに気付き、トレーニングを積んできた。私はまず、自分の発言から注意することにした。具体的には、ネガティブな発言をポジティブに変えていくのである。
例えば、失敗しないようにする→成功する にかえるのである。私のコーチいわく、自分の発言は、自分に暗示をかけるのだと言う。何かができない、と言ってしまうと自分はそれが本当にできないと自己暗示をかける。しかし、発言に気をつけることは、結構難しいもの。時々まだネガティブなことをつい言ってしまうことがある。しかし、そのあとには必ず、「でも自分はできる」と付け加えるようにしている。
また、試合のときに過度に緊張をしないよう、試合のシュミレーションを毎日寝るときと起きるときにする。試合の当日の朝起きてから、練習、試合、そして表彰台にのぼって手を振っているところまでシュミレーションをする。試合だけではなく、今日の練習のシュミレーションもすることがある。毎日続けていると、自然と不安が減少してくる。練習を続けることにより、自分の気持ちをコントロールできるようになるのである。早く完全にコントロールできるようになりたい。。。
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