実は、演技の指導者はいないんです。
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キャプテンの立石さん(法3)
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━━ファルコンズは何人くらいのチームですか。
立石:大体三十人くらいのチームです。四年生は就職活動があるので一応引退なのですが、それが落ち着くとチームに復帰します。
━━練習はどのくらいしていますか。
元木:普段は週三日ですが、大会近くになると週四日くらいに増えます。
━━練習場所は?
立石:大学近くの小学校の体育館を借りてやっています。新学の体育館はなかなか取れないので・・。練習場所の確保は結構大変です。
━━専属のコーチなど指導者はいますか。
立石:いないんですよ。すべて自分たちで運営をしていて、演技の指導も主に上級生がしています。あと、チアリーディングの一日講習会に行って新しい技を教えてもらったり、もっと上手なチームの演技のビデオを観て研究したりしています。
━━それでは、演技の振り付けなども自分たちだけで作っているのですか。
元木:はい、そうですね。演技の構成や選曲も幹部学年の私たち三年生が考えます。幹部の中で、例えばダンスの振り付けを考える人、スタンツを考える人など役割分担があらかじめ決まっています。それで各自で考えたものを持ち寄って演技全体の構成を作るんです。
みんな仲が良いんです。
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アメフトサークルの早慶戦でのハーフタイムショー
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━━ファルコンズの良いところを一言で言うと?
立石:仲が良くて、上下関係が無いところですね。勿論、練習中の最低限の上下関係はありますけど・・。
━━一緒に遊んだりはしますか。
元木:しますよ!映画を観に行ったり、買い物したり。この間は三年生だけですが、旅行にも行ってきました。
立石:誕生日会のプレゼント交換やメッセージ交換は絶対しますね。
みんな個性的で自分を持ってますね。
━━お二人は、チームの中で自分がどう見られていると思いますか。
元木:んー・・・。
立石:まゆは普通の優しい先輩で通ってるよね。
元木:たぶん、そうかな。キャプテンはすごくしっかりしているんですよ。典型的なみんなのリーダーっていうタイプだと思います。一年生の頃から、末はキャプテンと言われてましたね。なるべくして、なったキャプテンですね。
立石:自己中心的なだけかもしれませんけど、誰かが要領悪いといらだつというか、歯がゆいというか・・。だったら、自分でやるって思ってしまう。
元木:キャプテンはチーム全体のことを把握しないとならないので、彼女はとても向いていると思います。
立石:何でも自分がやらないと気がすまないんです・・。自意識過剰かな。
元木:チアにはそういう人、多いよね。
立石:そう、自分が目立ちたい、と思っている人が入ってきますから。とても個性派ぞろいで、自分を持っている人が多いと思います。
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