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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2003/6/9更新  第26回

第41回本庄〜早稲田100キロハイク体験記

疲労困憊の参加者たち。

仮装大賞はこの人!

ZONE5 8.5キロ(都立家政大・豊岡中学校〜早稲田大学所沢キャンパス)
「起床!」役員のけたたましい声の連呼にて二日目が始まった。睡眠時間僅か3時間。再び団を成した一行はぞろぞろと進む。明かに仮装をするものは少なくなる。要は何が大事で、何が大事でないか。一日目を通してそれくらいはみな分かる。それほど苦しい箇所もなく難なく所沢へ。次のスタートまではおしるこが振舞われる。そして寝ろ。

ZONE6 23.2キロ(早稲田大学所沢キャンパス〜早稲田高等学院)
キャンパスから続く山道を抜けると狭山湖が望める。そこからは永久に続くかと思われるサイクリングロード。同じ景色が延々と続き、参加者をノイローゼへといざなう。パンダの仮装に地元の子供がちょっかいを出していた。パンダは猛然と切れる。肉食だっけ?いやいや好物は笹です。その姿はなぜか悲壮感が漂う。東京都に入ると新青梅街道をひたすら歩くことに。道端には筋繊維をずたずたにやられた死体をよく見かけるようになる。 徐々によく耳にする地名の看板が見え始める薄暗くなったpm5:00、疲弊しきった肉体をなんとか高等学院まで運びきった。What do I do?その答えはあと12キロ先にある。

ZONE7 12.1キロ(早稲田高等学院〜早稲田大学大隈講堂)
いよいよラストの区間。12キロと聞いて喜びを感じてしまう時点で平常の距離感を失ってしまっているのだが。新青梅街道から新目白通りへ。「這ってでも生還する。」もはや根性という言葉では言い表せない。最後はおそらく生涯で一番長い馬場歩きで締めくくる。ゴールした参加者一人一人、おそらく「情熱大陸」に出れるだろう。すべてが終わった後の大隈講堂はビールと涙でにじんでいた。(終)

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(TEXT=丸田健悟、PHOTO=丸田健悟、長友亮太)
 


 
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