(前ページの続き)西早稲田キャンパス10号館前に設けられた特設ステージで二回に分けて行われた優勝祝賀会は大いに盛り上がりを見せた。第一回目の祝賀会では、奥島総長、片岡野球部部長(政治経済学部教授)の挨拶後、いよいよ選手たちが登場。「3年前にも優勝を経験したが、あの時よりも今年の早慶戦での応援は素晴らしかった」と野村徹監督が挨拶。
リーグ優勝の次は日本一
次に、早慶戦でベンチ入りした選手一人一人から喜びの声が聞かれた。優勝の立ち役者である和田毅投手(人4)は「最高ですかー!」と集まった多くの学生に問いかけ、「最高でーす!」と学生たちが声をそろえると「僕も最高でーす!」と喜びを存分に表現した。また、その他の選手からは「リーグ優勝の次は日本一を目指したい」などと11日に開幕する全日本大学選手権を意識した頼もしい発言も聞かれた。
祝賀会も終盤に差し掛かり、いよいよ待ちに待った乾杯の時。事前に配られた9600本もの缶ビール(優勝を記念してビール会社から寄贈された)を手に、参加者たちは乾杯の合図と共に恒例(?)のビールかけ。これには選手たちも大はしゃぎで、ステージの上から参加者たちの様子を見ていた。
祝賀会の最後は恒例の校歌と応援歌「紺碧の空」の大合唱。前奏が始まった瞬間、会場のボルテージは最高潮に。参加者だけではなく、選手も肩を組み合い「紺碧の空」を歌い、右手を上げて校歌を歌う。私は、選手と学生たちとの一体感がここまで素晴らしいものであるとは思っていなかった。これがまさしく“優勝の味”というものなのだろうか。
祝賀会が終了しても、学生たちは優勝の余韻に浸るがごとくそれぞれに盛り上がり、大隈講堂周辺は終電付近まで大勢の人で沸きかえった。中には講堂前で一夜を明かす人もいて、名残惜しそうに仲間と語り合うシーンも見られた。
文字通り、早稲田の街は一晩中お祭り騒ぎ。歴史に残る一日となった。
関連記事
野球部特集トップページ
関連URL
早大野球部公式サイト
東京六大学野球連盟公式サイト
2/2
|