――今季、クラッシュボウル決勝までの戦いを振り返って
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OLの村井選手(人2)
村井選手を中心としたOLは関東一との評価だ
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村井:OLは目立たないんで自分のことというよりは(吉田)光とかがレシーブしたり、松丸がインターセプトして自分達がオフェンスに入れたりすると同じ2年が活躍するというので嬉しかったですね。。
吉田:アメフトをはじめて2年目(高校時代は野球部に所属)なのでまわりのことというよりも自分の仕事というのをきっちりやろうと。僕だったらパスをとることなので、それによってチームに貢献できるし、OLとかは記録にはならないですけどチームの屋台骨として支えてくれていますから。基本的に早稲田はラン中心のチームなのでそういう点からいうとパス投げられる機会は少ないんですけどこの前の法政戦とかパスコールされたときに取っていかないと存在をアピールできないのでその点、法政戦ではそれが取れてああいう結果につながったと思いますね。
松丸:リーグ戦終盤や(クラッシュボウル)準決勝、決勝でチームの一体感を感じられたのがすごく印象深かったです。個人としてはあまりいいプレーができなかったんですけど、自分のプレーで印象に残っているのは日体戦のパントブロックですね。あれで試合の流れもかえれたと思うし、チームも流れにのったとは思いますね。自画自賛になっちゃいますけど(笑
彼らは自分達が甲子園ボウル出場の立役者であるとはあまり考えていない様子だった。誰に強制されたわけでもなく自然体で自分を鍛え、なすべき仕事を冷静にこなし、チームのために貢献する、当たり前のことを当たり前にやった結果の甲子園ボウル出場。まだまだ若い2年生。吉田選手にいたっては高校時代は野球部でアメフト歴2年目にしての学生日本一を決める試合への切符を手にしたことになる。
そして三人が口をそろえていうのは「思いきりプレーすること」だった。
――2年生として
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写真:平田満氏
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相手のディフェンスを身体を張って止める
オフェンスの得点はOLの活躍なしにありえない
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村井:2年生はそんなにチームの中での責任はないのかもしれないけどC(センター)はOLの中心にいるし、スナップからはじまるので、オフェンスの柱としての自覚や意識はありますね。試合では何も考えずに思いっきりプレーすることが3年生、4年生の力にもなると思うしやっぱり思いっきりやることですね。相手のDLも3年4年が多いので学年が下っていうのはわかってるので思いっきりやってどれだけ相手に勝てるかっていうところですね。
吉田:2年でも4年でも気持ち的には最後の年だと思ってやっています。特に甲子園なんかは実力があるからって毎年行けるわけじゃないだろうし、運とかも必要だろうし、その試合その試合を最後の試合だと思ってやるようにしないと。チームの代表で出ているわけなので2年生だからって許されることはないだろうしやっぱりいつでも最後という気持ちでやってます。僕は毎試合毎試合経験なので失うものっていうよりは自分の実力を出していって、自分が成長できる糧になるというか毎試合いいところもあって反省もあってその繰り返しでどんどん強くなってくると思うので、毎試合ごちゃごちゃかんがえずに思い切りやるほうが結果もでています。当たって砕けろじゃないですけど、思い切りやることが若い自分らに与えられてることだと思うのでそういうことを意識してますね。
松丸:(言いたい事を)全部言われちゃった・・・(苦笑 試合に出ている以上は学年は関係なくて2年だろうと自分がやらなきゃいけないことはやらなきゃいけないし、でもやっぱり若いからチームの起爆剤というか、勢いをつけるということは上級生より僕らの方がプレーひとつでもたせられるんじゃないかと思います。2人も言ってましたけどやっぱり思い切りですね。
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