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2002/10/22 [応援部]

稲穂祭・野球早慶戦直前!!応援部インタビュー

吹奏楽団の土屋泰士さん(社学4)

━━今、野球を始めとしていろいろなスポーツのシーズンだと思います。試合中、応援部の人たちはほとんど応援席のほうを向いて、きっと応援席で見えるのと違う光景が見えていると思うのですがどうですか? 
須田:そうですね、試合中はあまり試合のほうを見られないので試合の状況を応援している学生の顔から知ることが多いです。応援席の学生が飛び上がって喜んでいると点入ったんだとか、悔しそうな顔をしているとあぁダメだったんだとか。
土屋:一般学生は試合の何十分前とかに来て応援するけど僕たちは試合開始の何時間も前から準備をして観客席に人が入るのも見ていく。そして僕らの応援に引っ張られて学生の応援も盛り上がってくると僕らと観客が一体になった一つの空間が作られていくんです。やがて学生は帰っていくでしょ。そのすべてを含めて今日はいい応援だったと思える日はとても気持ちいいですよね。

━━11月2、3は早慶戦。四年生にとっては最後の早慶戦になりますが、思うところはありますか?
笹山:早慶戦はいろいろな意味で恵まれていると思いますね。観客も多く入るし、注目もされていますから。やはり気合は入ります。
須田:早慶戦というのは特別扱いされますが、私は早慶戦だからというよりも、引退の時が近いというよりも目の前の試合一戦一戦を精一杯応援していきたいと思っています。

━━最後に早慶戦を迎えるにあたってのイベント「稲穂祭」について教えてください。
笹山:このイベントは早慶戦に向けての前夜祭のようなかたちで早慶戦前に気持ちを盛り上げ、そのままの勢いを神宮に持っていければ最高です。当日は野球部の部員や慶応の応援指導部も来るのでぜひ10月29日は大隈講堂に足を運んでください。

箱根駅伝。ゴール前で選手を迎える。

はじめは緊張していた私たち(この日の取材は二人)もひとつひとつの質問に丁寧に答えてくれる三人に自然と肩の力が抜け、最後には話しに花が咲きすぎて気づいたらニュースステーションの始まる時間をも過ぎてしまっていた。この日いつも厳しい面持ちでいるリーダー(笹山さん)の笑顔を初めて見ました。いつもニコニコしているチアリーダーズ(須田さん)の真剣に語る顔をこの日初めて見ました。いつもコンバットマーチや校歌・紺碧しか聞いていないけれどその音をつくっている吹奏楽団(土屋さん)がまるでコメディアンのように面白い人だなんてこの日まで知りませんでした。

━━このままだと話が終わらないので最後に一言ずつもらって終わりたいと思います。
笹山:稲穂祭で楽しんで、また士気を高めてもらい早慶戦、一緒に応援しましょう。
須田:11月14日(木)18:00からチアリーディングステージが行われます。入場料無料!スポーツとしてのチアーリディングもやる予定ですのでぜひ来てください。
土屋:11月26日(火)18:30から新宿文化センターにて吹奏楽団定期演奏会があります。普段はやらない曲をやりますのでいつもとは違う吹奏楽団が見られると思います。みなさんどうぞお越しください。
次ページに応援部関連の各種イベント情報があります。こちらもご覧下さい。

取材が長引いてしまったため、終了後、私たち二人と話を聞いた三名と取材の繋ぎ役の学生服(大寺さん)の六人は一緒に部室をでた。小雨が降っていた。土屋さんは私が折りたたみ傘をかばんから出すまで傘に入れてくれた。もう遅い時間だったため文学部の門は開いていない。すると笹山さんの一言で大寺さんが門の守衛さんのところに走っていき事情を話し、そのまま彼が門を開けて私たちを先に出してくれた。怖いイメージの応援部(リーダー)だったけれど実際会って話して見ると、実は厳しい顔と優しい心をもちあわせている人たちなんだなぁと実感じた。

今日は本当に遅くまでありがとうございました。稲穂祭、早慶戦頑張ってください。また今後応援部のますますのご活躍を願っております。


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(TEXT=杉崎有紀、PHOTO=山田浩平・鈴木英介)
 


 
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