チアリーダーズの須田絵里香さん(政経4)
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━━応援部をこれまでやってこられて一番うれしかったとは?
笹山:一年の終わりまではまだ仮入部で見習いという身分なんですけども、最初の一年間が終わると応援部の部員バッジをもらえるんです。これをもらった時はこれで初めて部員になれたんだとうれしかった。これは今でも忘れられないですね。
須田:一番といわれると選び切れないのですが、私が一年の時に春の野球で優勝してすごいうれしかった、楽しかったという思い出だけが残っていてそれをまた味わいたいという思いでずっといたんです。そうしたら運良く最後の春でまた優勝できたので本当にもううれしかったですね。
点が入ってみんなと共に喜ぶ応援部
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━━では逆につらかったことは?
土屋:つらかったことというか、とにかく毎日がつらくて、入りたての頃は毎日毎日、朝起きたら今日辞めよう、今日こそ辞めようと思っていましたよ(笑)。でも一日一日が終わると「ああ今日も無事に終わった」とホっとするような生活でしたね。
笹山:あーやっぱり辞めようって考えたことは数え切れないくらいあるよね。
須田:うん。今ここにいるのが不思議なくらい・・
━━私たちからみると応援部は上下関係が厳しそうに見えるんですが、どうなんですか?
土屋:やっぱり上下関係は厳しいと思いますよ。
と言うと同時に少し離れところにいる、私たちを始めに迎えてくれた学生服のほうをみつめた。見つめられた彼は机に座っていたのだがこちらに目を合わすこともなくずっと机と顔を水平にしてうつむいている。
応援部はあらゆるスポーツの応援に。写真は早慶レガッタでの様子。
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━━しかし1,2年の頃、そんなつらいなかここまで自分を支えたものは?
笹山:試合の流れが相手側に行っている時に、応援をしてそれに応えるかのように選手が頑張っていて、それで勝ったときの嬉しさは何にも換えられません。やはりそれですかね。
━━須田さんから見て、一年の頃から笹山さんの変わったところはありますか?
須田:(笹山さんの顔を見つめて)うーん顔かなぁ。顔つきが変わってきたよね。
笹山:そう?
須田:なにか責任感が顔に出てきたというか。
とすこし照れ笑いをしながら二人としゃべる笹山さんの顔がまぶしかった。
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3/5
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