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2004/4/16 [漕艇部]

早慶レガッタ直前!漕艇部主将 岡本和祥選手インタビュー

 

昨年度の対校エイトの模様。

 おととし、昨年と過去二年間、早慶レガッタの対校エイトは早稲田が勝利、今年は三連覇を狙う大事な年だ。その期待が軽くではあるがプレッシャーとして心のすみにあると語る主将の岡本。彼は現在のチームをどんなものにしたいと考えているのだろうか。
 「なるべくみんなとは会話したり、気持ちを聞いたり、ボートのことでも話し合ったりしようとはしていますね。理想は後輩が分からないことがあったら気軽に先輩に聞いたり、話したり、そういう部にしていきたいと思っています。現在でも仲が良いとは思うのですが、後輩が気軽に僕のような選手に『ここが分からないのですが』などと聞いてくるところまではいってないですね。実質的には先輩に教えを請うのが大事だと思うので、みんなにはもっとそういうのをやって欲しいと思います。(岡本さんはしてましたか?)…いや、僕が下級生の時はあまりしなかったですね、先輩って怖いイメージがあるじゃないですか(笑)」

 

対校エイトに臨むクルー。チーム一丸となって

 現在人間科学部スポーツ科学科の四年生でもある岡本は、就職活動の真っ最中だ。2000年には世界ジュニア日本代表、2002年はU-23日本代表、そして昨年は学生で唯一日本代表メンバーになった岡本であるが、現実は厳しい。
 「卒業後もボートは続けたいと思っていて、現在は実業団を受けているところです。一般の学生の方と同じ流れで就職活動とかしていますね。数年前までは入りたいといえば入れたと思うのですが、今は不景気ですしボートはメジャーではないのでなかなか難しいですね」

ひとつ印象的な言葉があった。
 「インカレにもたくさんの人が応援に来て欲しいというのはあります。やっぱりたくさんの人にボートを見て欲しいんです。競技人口も少ないですし、もっとたくさんの人がボートのことを知ってくれて、たくさんの人がボートをやりたいなと思ってくれたら本当に嬉しいです」

 日本では決してメジャーではないボート競技、しかし穏やかな川の流れのような岡本の話からは彼自身のボートへの愛情のようなものが伝わってくる。本当にボートが好きなんだなぁという気持ちだ。
 ボートが大好きな方もボートって初めて!という方もぜひ一度春の隅田川へ行って早慶レガッタを応援して欲しい。そこでは対校エイトのクルーを始めたくさんのボートを愛する人たちの笑顔、熱狂、歓喜に出会えるはずだ。

 

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関連URL
早稲田大学漕艇部公式サイト
早慶レガッタ公式サイト
日本ボート協会公式サイト

(TEXT=近藤優美子、PHOTO=近藤優美子、田村拓実)
 


 
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