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――村井さんにとって、この4年間を振り返って一言に表すと、どんな言葉になりますか?
うーん、楽しかったですね。好きでやってたんで。負けたら悔しいですけど、それも全てひっくるめて楽しかったですね。
――先日、新しい主将にDL藤原選手(教3)が決まったのですが、新主将に何か一言ありませんか?
あいつはぼくより主将の資質があるんで、チームを引っ張っていく力はあると思うんで、ぼくが言わなくても多分やってくれると思いますね。強いて言うなら、来年から自分社会人でやるんで、ドームで会おう、と(笑)。
――抱負というか、将来こういう選手になりたいというのはあります?
そうですね…。いや、抱負というよりかは本当に早稲田と試合したいですね。練習試合でやるのは簡単ですけど(笑)、ドームでやりたいですね。自分が試合に出て社会人で優勝して、早稲田が大学日本一になって、今いるやつらとやりたいですね。
――で、トイメンに藤原主将がいる、と。
今の練習と何も変わらないですね(笑)。周りにいるのがちょっと違うだけで。
――ワールドカップには出てみたいですか?
そうですね。ワールドカップには波木さんと出たいですね。次のやつが3年後ぐらいにありますよね。社会人3年目か…きびしいな。でも、いつかは行きたいです。
――やっぱり波木さんにパスを渡したいですか?
ええ。波木さんが選ばれるなら、波木さんとぼくとのコンビで連れて行ってもらえないですかね(笑)。
――では、これが最後の質問です。今、一番何をやりたいですか?
いや、何しよう…。暇を持て余すんですよね。(横山マネージャーの「免許は?」との問いに)免許は明後日くらいから行って、卒論出して。あと、何しようかなぁ。
――アメフトやっていた方が楽という面も。
そうですね。実際この前筋トレしちゃいましたし(笑)。まだ終わって間もないんで、そんなすぐには動き出せないですね。だから、何しようかなぁって感じですね。
インタビュー中に村井選手がぽつりとこぼした「何をやろうかな」という言葉。これは彼の心の底から出た言葉なのだろう。このインタビューを行った日の数日後には、クラッシュボウルの決勝が行われることになっていた。本来ならその大一番に向けて練習しているはずなのに、もう既にシーズンを終えてしまった。その差に、インタビューを行った時でも少し戸惑いもあるように思えた。
しかし、チームの変革期と言われた今年、見事にチームを纏め上げ、これからのビッグベアーズの土台をしっかりと築いた村井選手の功績はすばらしいの一言に尽きる。彼が言うようにビッグベアーズが大学日本一になり、ライスボウルの舞台で村井選手の所属するチームと激突したらいいな、と感じた。
特集
米式蹴球部特集「挑戦者たち〜THE GREAT CHALLENGE〜」
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関東学生アメリカンフットボール連盟
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