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  米式蹴球部特集「村井雄太主将インタビュー」

  頼れる兄貴。米式蹴球部の今季主将、村井選手を一言で言うと、この言葉がぴったりであろう。大きな体で、大きな声で、味方を鼓舞する姿はまさにキャプテンに相応しい。そんな頼れる兄貴、米式蹴球部の大黒柱、村井主将に今季の展望を伺ってみた。



 

村井雄太主将プロフィール
1982年6月26日生まれ 人間科学部4年
ポジション:OL 背番号:77
身長185cm体重128kg

――まず、今年度のキャプテンに就任されての感想はいかがですか?
 キャプテンに選出されたのが去年の12月で、今年のチームが動き出したのが今年の1月からなんですけど、そこからの3ヶ月間、ずっとチームのことを考えてて、すごい重みに感じてましたね。次第に慣れていったのと、3月にバイス(副将)が決まって、4年が全員で盛り上げていこうというようになってからは楽になりましたね。

――どのような形で主将になられたんですか? 立候補をなさったのですか?
 
立候補ではなくて、チーム全員で投票しまして、その結果を受けて監督が決めるという形で決まりましたね。

――決まったときはどう思われました?
  そうですね…、ある程度は気持ちの準備は出来てたんですけど、実際になってみると、その重圧に押しつぶされそうになりましたね…。

4年生全員で引っ張っていけるチームにしたい!


 

試合中は味方を鼓舞する。

――でも、そこはバイスが決まったことで楽になったんですよね。
  そうですね。時間が経つにつれて、バイスが決まったというのもそうですけど、最初から4年全員で引っ張っていけるチームにしたいと思ってたんで、徐々にそれが出来ているかな、という感じですね。

――主将の仕事の中で、一番つらいなぁと感じるものは何ですか?
  チームにはメンバーが大勢いて、どうしても個人個人やチーム全体で波があると思うんですよね。練習の日によってもコンディションが悪かったり、気持ち的に「あー、ちょっとな」って奴もいると思うんですよ。そういう個人の波を盛り上げるというのが難しいですね。

――そういえば、先日の中央大学戦でも、声を張り上げている村井選手の姿が印象的でした。あれは意識的にやっているものでしたか?
  はい。今年の春は闘争心を出していこうということをテーマに掲げていて、それを上級生からやっていこうと。下級生はどうしても試合に慣れてないんで、そういう下級生が萎縮しないように、意識して声は出してましたね。(次のページへ)


 

 

ポジション紹介
(注)OL=オフェンスラインの略。オフェンスのフォーメーションでいわゆる「前線」を構成し、QBがパスを投げたり、ランプレーが出来るように、相手ディフェンス陣からQBを守るのが主な仕事。 村井選手はOLの中でも真ん中のポジション、センターを務める。なお、センターはQBにボールを渡すという重要な役割を担っている。

 

 

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(TEXT、PHOTO=田村拓実)

 

 


 
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