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  キャプテン石倉弘士選手・副キャプテン田中飛鳥選手インタビュー

  今回は春季関東1部リーグ3位という結果に終わり、秋季リーグへ向けて調整を行う男子バレーボール部のキャプテン石原弘士選手(人4)、副キャプテン田中飛鳥選手(人4)に話をうかがい、チームの現状、秋季リーグに対する意気込みについて語ってもらった。


学生主体のチーム


 

石倉弘士主将プロフィール
早稲田大学人間科学部スポーツ科学科4年
身長187センチ、最高到達点341センチ

ポジション:サイド

――まずはじめに現在の早稲田男子バレーボールチームの特徴としてあげられるものは何でしょうか?
石倉: 全体としては切り替えはできてますし、チーム全体もいい明るさをもっています。たまに度を越えるときもありますけど(笑)。
田中: 7月30日から8月9日の期間は夏季休みだったんですけど、その休み明けからしっかりやるってことを選手に言ってたので、チームはしっかり締まってましたよ。
石倉: チームとしては個人中心ではなく、組織を意識したコンビバレーを行って、テンポよくスピードを意識しています。それと粘りも。チームの状態も極端な上がり下がりはないと思うし、オフ明けにしては流れはいいと思います。僕としては秋までに筋トレとか徐々にやってピークにもって行きたいですね。

――学生主体で活動を行っている部ですが、その点はどのように考えていますか?
石倉: 長所はあんまりないです。でもあえていえば自分たちでチームを作りあげていく楽しさがある。結果が出れば尚更です。でも良くないところとしては年ごとのチームの強さにむらが出てしまうことですかね。
田中: 自分で考えられるところがいいところなんじゃないかな。やらされているんじゃなくて自分たちで考えてやってるから、社会に出た後もその経験は生きると思います。練習メニューを決めて自分でやるわけだから、そこに責任が生まれるんですよね。やらされているほうが実際楽なんですけど。でも松本コーチはいろいろ考えてくれて、監督みたいな感じでアドバイスをくれるんで助かります。しかし自己管理に関してはできてないやつが多いです。点滴うってるやつとかいますし(笑)。栄養失調で。でも学年あがるごとにしっかりしていきますよ。主務の勝田くん(政経3)も頼りになるし。

  学生主体のチームでこれまで練習を行ってきた。長所はないと語る石倉だが、現在のチームは疑いなく学生主体の長所を引き出した結果であるように思われる。

バレー中心の学生生活


 

田中飛鳥副将プロフィール
早稲田大学人間科学部スポーツ科学科4年
身長183センチ、最高到達点330センチ
ポジション:セッター

――学部では主にどのような勉強をしていますか?
石倉: バレーのゼミを取ってます。それもマンツーで(笑)。だから休めないんです。スパイクの踏み込みを三次元分析してそれを卒論にしてます。それをバレーに生かせれば。
田中: 文化人類学とか専門に。みんなも結局スポーツ文化論とかなんで、それ関係でバレーにつなげながら卒論にしてます。

――学校と部活の両立は?
田中: 僕は余裕です。1・2年の時にがんばりましたから。
石倉: 僕は全然余裕じゃないです(笑)。1年の時サボってたんで今に響いてきてます。

  学生生活の中でもバレーは切り離せない関係であるようだ。常にバレーを中心として意識を高く保つことこそに二人のこれまでの成長の秘密が隠されているのかもしれない次のページへ)

 

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(TEXT=村山裕太、PHOTO=村山裕太、近藤優美子)

 

 


 
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