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――去年8月のU-23の世界大会で4位入賞ですが、世界と戦ってみてどうでしたか。 高校生の時にも世界ジュニアに出ていたのですが、その時は本当に世界との差が大きすぎて、「あぁやっぱり日本は世界に通用しないんだろな」と思いました。だけど今回重量級でダブル(スカル)に出てみて、日本女子も世界と十分戦えるなと思いました。
――日本の大会と世界の大会ではプレッシャーなど感覚が違うんですか。 私は1年生でしたからあまりプレッシャーは感じなかったのですが、やっぱり全日本は去年優勝したので今年も絶対負けられないなという風に思いますね。3連覇が懸かっていますし。世界の大会は本当に挑戦するだけという感じで、自分の力を出し切るだけですね。思い切りいけます。でも私はあまりプレッシャーは感じないし、期待してもらえると結構嬉しいです(笑)。逆に嬉しくなっちゃう人です。
――日本代表に選ばれていますが、世界選手権に向けて目標は大きいですか? はい。ラッキーで選ばれたのですが、やっぱり選ばれたからにはしっかり結果を残していきたいと思います。初めてアジアで開かれる大会ということなので、絶対に決勝に進出して日本の観客席を盛り上げたいなと思います。
――新1年生にはもう会いましたか? はい。練習も一緒にしています。今年も強い子がぞくぞくと入ってきました。7人もいて、しかも代表に選ばれるのは5人なんですが、その内の3人が入ってきたので、ジャイアンツ系ですね(笑)。
――では、最後に次のシーズンへの抱負を聞かせてください。 上昇早稲田を目指して、出るレース全て勝てるように、みんなで高い目標もって1日1日努力していきたいなと思っています。
世界とも十分戦える、日本の選手だって通用する。昨シーズンを通して得た経験は彼女の意識までも変えたようだ。彼女曰くジャイアンツ系の早稲田女子部は今や怖いもの知らずであるが、その裏ではレギュラー争いも白熱している。しかし、彼女は持ち前の明るさと前向きな姿勢を糧にますます強くなっていきそうだ。彼女の熱い熱いシーズンはもうすぐ幕を明ける。
関連URL
漕艇部公式サイト
日本ボート協会
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