北沢浩選手プロフィール 早稲田大学スポーツ科学部スポーツ文化学科2年 身長175センチ、最高到達点310センチ ポジション：セッター

――まず、インカレの感想を聞かせてください。
北沢： インカレは楽しかったです。僕は（笑）
柴小屋：僕はもう足を引っ張ってばっかりだったので（笑）終わってから色々考えました。チームとしては良い雰囲気で良かったと思いますが、僕自身は課題が見つかった大会でしたね。期待されていたのがわかったんですが、それが逆に重荷みたいになってしまって、ミスすればミスする程殻にこもってました。
北沢： 柴小屋は高校時代目立たなかったために大きい体育館での経験が少ないので、なかなか自分のプレーを出せずにいましたね。大きい体育館と小さい体育館では天井の感覚が違うのでボールの遠近感が掴めなかったりするんですよ。これはプレーヤーしか分からないことですけど、経験していてもやりづらいですから。
柴小屋：二段トスは一本も決まらなかったからね。でも体育館のせいにしている訳にはいかないので（笑）とりあえず自分は二段トスだけでもスペシャリストというか、自分で勝負できるようにしたいですね。

――北沢くんも何か課題は見つかりましたか？
北沢： 僕はやっぱり筑波大の試合の5セット目が課題になったと思います。切羽詰った時にレフトしかなかったけれど、それをもっと早い展開でばらけさせないと最後にはつかまってしまうんですよね。5セット目のトスまわしを研究しないと勝ちきれないだろうなと感じました。一本でもライトに上げておくと違った展開にできたのかなと今思いますね。トスワーク自体はそんなに悪くなかったんですけど。でも柴小屋がこんなに調子が悪いとは（笑）
柴小屋：僕も思いました（笑）ビデオ見たらこいつは駄目だっていうオーラが出てました（笑）

	柴小屋康行選手プロフィール 早稲田大学スポーツ科学部スポーツ医科学科2年 身長190センチ、最高到達点338センチ ポジション：サイド

――柴小屋くんは調子が悪かったということですが、マークが厳しかったのですか？
柴小屋： マークというよりも自分の中の問題ですね。ミスした時も一人で下むいてチームの雰囲気を壊していたし、プレーも打てないのを自分で勝手に抱えこんで悩んでましたね。

――北沢くんは柴小屋くんにトスを沢山まわしていたように感じたのですが。
北沢： 少し頼っていた部分もありましたね。春リーグ後半は結構安定していたので。筑波戦はどうしようか考えている内に交替しちゃいました（笑）でも接戦で勝つにはエースが必要なんですよね。そこでやっぱり必要になってくるのはこの子（柴小屋）なんですよ（笑）まぁ今回は頑張りきれずに駄目になったけど、これからどう這い上がっていくか、ですよ。でも決まらないときでもいかに悪く見せないかっていうのも大事になってきますね。自分なりに駄目でも周りが駄目じゃないと思っていれば駄目じゃないんですよ。僕も調子悪い時だってあるけど、あまり駄目って思わないでしょ？
柴小屋： うん。
北沢：自分の中では駄目だと思いながらあげてますから。インカレで本当に良いイメージの試合なんてごく僅かです。

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