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 東日本インカレでの活躍を機にレギュラーとしてサイドの一角を担うようになった黒木陸(スポ2)。秋リーグでも、安定感のあるスパイクから期待通りの活躍を見せ、リーグ2位の好成績へ大きく貢献した選手である。自分の立ち位置を大きく変えていった今年、彼はなにを思いプレーしていたのだろうか。


学生主体のチーム


 

黒木陸選手プロフィール
スポーツ科学部スポーツ文化学科2年
身長190センチ、最高到達点325センチ

ポジション:サイド
東北高校卒業

――リーグ戦では安定した活躍ができましたね?
 夏休みの合宿からレギュラーでやらしてもらっていたんですけど、そこで調子悪くなって秋リーグ駄目かなと思っていたんですけど、スタメンで出場して活躍できたことには自分自身もびっくりしました。それは切り替えの面ではうまくいっているからだと思います。試合でミスをしないってことはすごい難しいことなので、そのミスにいちいち気をとられず、ミスしてもしょうがないという気持ちでやってますから。あとは僕の力を最大限に先輩たちが引き出してくれたからです。早稲田は上からのプレッシャーっていうのがなくて伸び伸びとやれたことも大きいですね。

――リーグ戦でとくに印象に残っている試合はありますか?
 まずは開幕戦です。(早稲田は)開幕戦に弱いので、そこで勝てたのは大きかったです。開幕2連勝したのは2年ぶりなんですね(笑)。開幕戦っていうのは自分がやりたいことができるかどうかっていうのがすごい大事だと思うんです。でも、気負わず、思いっきりやることができました。あの時はチームが僕を出してくれているのは、チームが僕を信用してくれて、これが早稲田にとって最高のかたちだと思ってくれているのだと思ってましたから。あとは東海戦ですね。あの時は交代してしまいましたけど、柴小屋(康行・スポ2)が代わりに活躍してくれたのでほんとにうれしかったです。

――リーグ戦を通してサーブがよくなったという印象があるのですが?
 サーブが一番心配だったんです。僕はジャンプサーブにすごいムラがあるんですよ。でも、春リーグでは勝てていない東海、筑波戦では駄目もとで打つことができたので、東海には2セット、筑波にも1セット取れたし、東海には最終的には勝てました。それは全部決まったらラッキーって感じで思いっきりできて、それがただ単にいい方向にいったからですね。

――妹も応援に来てましたね?
 モチベーションはあがりましたよ。妹は分かってないっすけど(笑)。


 

チームの盛り上げ役でもある

――東日本インカレからいい流れですね?
 インカレは連戦じゃないですか。毎日試合やるとレギュラーの選手って疲れるんです。筑波戦では柴小屋に代わって僕がでて2セット取ったんですけど、あの時はセンターとサイドをやっていたので、正直あまりサイドという意識はなかったです。インカレが終わってからはこのままだったら柴小屋じゃなくて黒木を使うみたいなことを言われたんですけど、その時はまだセンターやっていいのかサイドやっていいのか自分の中でも曖昧なところとかもあって、どっちつかずだったんですけど、その後にサイドで使っていくというチームの方針がでたんで、サイドで頑張っていくしかないなって。リーグ戦ではずっとサイドで試合に出れるっていうのは僕にとって大きなチャンスだったし、それを生かせたのは自分にとってプラスになりました。いまはもうセンターに戻る気はなくなったしサイドでやっていこうと思います。

 

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(TEXT=村山裕太、PHOTO=横山真弓)

 

 


 
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