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[男子バレーボール部] 男子バレーボール部特集「FLY AWAY〜空飛ぶ男たちの勇姿」

黒木陸選手インタビュー

前のページより)



 

安定感のあるスパイクが持ち味

――柴小屋選手の存在は?
 今はもちろん、中学校の時も同じチームでやっていましたから。高校時代は同じ県なので当たるときもあるんです。すごい僕は練習していて、あいつは進学校で僕ほど練習してたわけじゃないので、その分負けたくないっていうのはありました。高校のときに比べたらあいつはすごい伸びたし、ポテンシャルではすごい良いもの持っているから、いまももちろん勝ったと思ってないですね。でも、あいつはまだ伸びるところがたくさんあるだろうから、お互いに成長して、来年あいつと僕が一緒にコート立てることが楽しみですね。

――中学時代にも柴小屋選手とプレーしていたのですね?
 中学の時は僕らしか打つ人がいなかったので、2人ともサイドでした。たまたま創部2年目のチームに身長が184、5とかある県内で1、2番にでかいのがいたので(笑)。見学に行ってみて2人とも楽しそうだからやろっかみたいなノリでした。でも、それで準優勝までいったんです(笑)。セッターは僕らにオープンしか上げなくて、僕が下がったらあいつが前行くみたいな攻撃だけで(笑)。それと僕ら小学校も同じだったんですけど、仲が良いわけじゃなくてお互い小学校時代リーダーみたいな感じだったので妙な緊張感があったんですよね(笑)。

――自分の強みっていうのは?
 試合を楽しむって事ですかね。試合で頑張ってみんなで喜ぶためにやっているので。だから秋リーグでこの結果がでたことはほんとにうれしいです。他のチームはやっぱり勝たなきゃって感じでやるじゃないですか。うちは楽しんだことが結果としてでたので。でも、僕自身は去年、ベンチにも入れなくて、挫折っていうか、かなり落ち込みました。去年の秋リーグに開幕4連敗したんですよ。でも5試合目くらいからベンチに入って応援したらなぜか勝ったんです(笑)。それから何かできないかと考えて、試合に出れなくても声をだしてチームを盛り上げましたね。声出さないとうちのチーム弱いし、沈んじゃうとあっという間に負けちゃう分かりやすいチームなんですよ(笑)。

全日本インカレでの活躍にも注目だ

――自分のここをもっと磨きたいというところは?
 ライトはいいんですけど、レフトの二段とかが打ち切れていないくて、シャットくらったりワンタッチとられて切り返されたり。やっぱりレフトで打つんだったらああいうところ決めないと苦しいんで、そこをもうちょっと頑張りたいと思います。

――全日本インカレでの豊富は?
 もしかしたら柴小屋がレギュラーになるかもしれないし、自分ができることをやろうと思ってます。とにかく去年よりはいい結果をだして、ベスト8以上には行きたいですね。今回オフが長かったんで気分はリフレッシュできたはずなので体を戻して全日本インカレでは思いっきりプレーできたらって思ってます。

 去年はライバル柴小屋の活躍をベンチから眺めるだけだった。しかし、その経験が黒木をさまざまな面から成長させたと言ってよい。精神的にひとまわりもふたまわりも成長した彼はインカレの舞台で磨きのかかったスパイクを武器にチームの軸として活躍してくれるだろう。

関連URL
早大バレーボール部公式サイト
全日本大学バレーボール連盟
関東大学バレーボール連盟

 

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(TEXT=村山裕太、PHOTO=横山真弓)
 


 
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