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 現役学生トレーナーの橋脇くんが学生トレーナーに取材する学生トレーナー特集、第1回はアメフト部の主にウェイトや練習メニューを考えるストレングストレーナーである山下愛さんにインタビューしました。ウェイトルームでよく見かけるものの、1度も話したことのないというふたり。以前からアメフト部のトレーニングに興味津々だったという橋脇くんは、かねてからの疑問をぶつける白熱した取材となりました。




 
山下愛さん
米式蹴球部ストレングストレーナー
人間科学部健康福祉科学科3年

――どうしてトレーナーとして活動する場をアメフト部にしたんですか?
 アメフト部の見学に行った時に(トレーナーの)先輩方が責任感をもって活動しているのを見て、プロフェッショナルだなぁという印象を受けたんです。選手も本気で日本一を目指しているんだと感じられたし、何よりとても雰囲気がよかったんです。だからアメフト部で活動しようと思いました。

――アメフト部は選手が85名と大所帯ですけれど、選手と接する時に気をつけていることはありますか?
 基本的には、1セットだけ見てチェックポイントをある程度言って次に行くという方法で、多くの選手を見れるようにしています。でも(ウェイトなどの)フォームが大きく違う選手や、逆にやる気を見せてくれる選手に対してどんどん言うようにしています。でも下の学年に2人入ってきてくれたので、(以前、ひとりでストレングストレーナーをやっていた時より)うまくまわるようになりましたね。

――選手とはどのように接しているのですか?僕は友達のように接しているんですが。
 私は(選手とは)ある程度隔たりを持つべきだと思っています。アメフトのトレーナーは脳震盪など命に関わることでとめないといけないということもあって、友達関係になって言えないということがあっては困るので。


 
橋脇淳さん
レスリング部トレーナー
スポーツ科学部3年

――トレーナーをやっていて一番楽しいと感じる時はいつですか?
 選手が自分の指導をちゃんと受け止めてくれて、「これからもお願いします」と言ってきてくれた時かな。頼ってくれないとトレーナーとしてやりがいも無いので、そのためにも努力が必要だと思います。

――逆に辛い時は?
 選手がわかってくれない時、自分がうまく伝えられない時ですね。話すのが苦手で…(笑)。

――そんなふうには見えないですよ。
 いや、選手は一番実感しやすい形で伝えないと、納得できないんですよ。だからいくら理屈っぽく話してもダメなんだなと感じました。選手といかに多く接して、どのように感じているのかを知ることが大切だなと思います。

――ところで山下さんも3年生ですが、卒業後はどう考えていますか?同じ3年生として興味があります(笑)。
 私は正直、トレーナーはもういいかなと(笑)。私は人間科学部の健康福祉科なので、そこで勉強していくうちに競技をやっている人より、高齢化に向けて元気な老人を増やすことに興味を持ち始めたんです。だから今は、そのためにどういう進路に進んだらいいのか分からないので、ゼミの先生に相談しているところですね。


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関連URL
早稲田大学レスリング部公式サイト
早稲田大学米式蹴球部公式サイト
米式蹴球部リレーインタビュー 「山下愛トレーナー」

(TEXT=平野峻、近藤優美子PHOTO=近藤優美子)

 

 


 
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