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 昨シーズン2部優勝・1部昇格を達成したア式蹴球部。ピッチ上にはヴェルディユース出身の期待の一年生、塗師亮(スポ1)の姿があった。ヴェルディの特別指定選手としてJリーグでもプレーするなど、確かな実力と経験を持つ彼に、サッカーに対する思いや学生生活について話を聞かせてもらった。





 
塗師亮選手プロフィール
早稲田大学スポーツ科学部2年
身長175p、体重72s
東京ヴェルディユース・同特別指定選手
2002U-16日本代表候補
県立湘南台高校(神奈川)卒業

――まず昨年一年間を振り返ってみていかがでしたか?
 大学という舞台でいろんな人に注目されている中でやれたことは、これからのサッカー人生に繋がることだと思うし、素晴らしい先輩達の中でできた事がすごく良かったと思います。

――2部優勝・1部昇格が決まった時の気持ちは?
 決まったからどうこうではなく、本当に毎試合毎試合楽しくできた事が良かったですね。

―― 一年生にしてレギュラーで活躍されていましたね。
 確かに新人賞を貰えたけど、自分の中では新人っぽいプレーをしておけば良かったなぁと(一同笑)。ちょっと冷静に試合やりすぎたなぁって(笑)。


 
特別指定選手としてJリーグでも経験を積む

――ヴェルディユース出身でいらっしゃいますが、クラブと部活の違いはありますか?
 (部活は)仕事がわりと多いというのはありますけど、それはしっかりやらないといけない事だと思っているし、2年生になったら仕事もなくなるだろうし、まぁいっかなぁ〜みたいな(笑)。

――ヴェルディのJ2降格に対してはどう思われましたか?
 自分もその時チームにいて試合にも出ていましたし、やっぱり込み上げてくるものはありました。戦力的には全然悪くはなかったし、どうして落ちちゃったんだろうっていう思いもありました。最後の試合とかは大差で負けている状況で出たんですけど、ファンもずっと応援してくれているし、やらなきゃいけないっていうこともあって、笛が鳴るまでは一生懸命やりました。試合が終わった瞬間は何も思わなかったんですけど、ロッカールームに入ったら涙が出てきちゃいました。やっぱりずっとそこで育ってきて、すごく思い入れがあるので。

――塗師選手のプレーの持ち味を教えてください。
 プレー中落ち着いているところです。あと、足が遅い分逆に周りが良く見えるんです。そういう冷静さや視野の広さ、状況判断とかは負けてないと思います。それから、自分の中でサッカーっていうのは、ただポンポン蹴るだけじゃなく、つないでゴールに結びつけるものだと思っているのですが、そういうプレーを目指しているのは自分が一番だと思っています。

 

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(TEXT=五十嵐文子、PHOTO=横山真弓、平野峻、五十嵐文子)

 

 


 
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