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「二度目の春〜Second Step〜」

バレー部 徳武正哉選手インタビュー

前のページより)




 

秋リーグ2位、全日本インカレ3位に大きく貢献した

――しかし昨シーズンを通してレギュラーポジションを獲得して安定した活躍ができましたね?
 それはやはり練習が楽しいからですね。高校バレーみたいに厳しく練習をやっている大学もあると思うんですけど、早稲田の練習は楽しいですから。試合のときはいつも通りやれば良いって感じでプレーできていて、緊張して力を出せないということもありませんし。それが結果に繋がってきていると思います。

――徳武選手が入って攻撃のバリエーションが増えたような気がするのですが?
 そうですね。僕は高2のときまでセンターやっていたんですけど、高3になって周りに打てる人がいなかったので、レフトとかのポジションも経験して、ある程度速いトスも打てるようになったし一人時間差、速攻など細かいことも少しはできるんです。たぶんそういうことを浩さんがわかっていてくれるので、僕を絡めた攻撃を作りやすいと思うんです。

――話は変わりますが試合に出場するだけでなく昨年は1年生の仕事もこなしていましたね?
 去年は1年生が3人だけだったので…。荷物持ちしながら試合にでるっていうのは大変でした。それと試合終わってラインズもしなければならなかったので。あとは荷物を持ち帰って洗濯するんです。結構ハードでしたね。乾燥して畳んで次の日持っていかなければならないので寝る時間がなくなるってこともありました。リーグ戦のときは連戦なのでとくにきつかったです。でも、先輩方もやってきていることなので、それに関しては大変でしたけど嫌ではありませんでした。

インタビューには淡々と答えてくれた

――学校生活は順調にいっていますか?
 わかんないっす(笑)。前期はなめてて結構やばかったんですけど、後期は頑張ったので。学校には行くんですけど、テストができないっていう(笑)。でも、授業は高校のときと違って、スポーツに関することなど自分の好きな授業を受けられるので楽しいです。どうすれば怪我を予防できるかなどスポーツをやる自分にとってもメリットのある授業がたくさんありますし、自分にあったことを勉強できていますから。

――最後に今年1年の抱負を聞かせてください?
 春リーグまで時間はあまりないんですけど企業合宿などでさらに自分を高めていけるよう詰めていかなければなって。先輩も頼りにしてくれていると思うので弱気にならずにやっていきたいです。去年は何となくやっていればいいっていうのがあったんですけど、今年は新しい1年生も入ってくるので、上級生としてその1年生に安心した気持ちでバレーをさせてあげたいですね。それとやっててよかったという気持ちを一年の最後にまた味わいたいので、試合でもしっかりと結果を残したいです。


 「プレッシャーは感じない」。高校時代、厳しい練習に耐え抜いてきたからこそ言うことのできる言葉なのかもしれない。試合中に難しいプレーをミスなく淡々とこなして見せる理由が少し分かったような気がする。しかし、信頼を勝ち取ったあとの二年目をどう乗り切ることができるかに彼のこれからの成長がかかっている。現状に満足することなくさらなる高みを目指して欲しい。

関連URL
早大バレーボール部公式サイト
全日本大学バレーボール連盟
関東大学バレーボール連盟

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(TEXT=村山裕太 、PHOTO=横山真弓、神崎風子
 


 
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