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ア式蹴球部

【主将・副主将特集】第一回
兵藤慎剛・鈴木修人/ア式蹴球部


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――今年のチームはどのようなチームだと思いますか?毎年チームのカラーはあるんでしょうか?
兵藤: そういうのはあんまりないっすね。う〜〜〜〜ん・・・、去年はガッツ系?
鈴木: 4年生がガッツ系だったね。俺らは・・・、なんだろう?
兵藤: なんだろうね?俺ら。まぁけど試合になったら、なんかねぇ、あれなんだよね。力を出せないっていうか、練習中はもっとやれてるのに、試合になったらそれが出せないっていうやつはすごい多いと思います。
ウィルウィン: それはなぜでしょう?
兵藤鈴木 気持ちの問題でしょう。
兵藤: だからそういう部分で、自信がないのか分かんないですけど試合中もなんか大人しくなったりして、自分が出せてないっていうのはあると思います。全員が一人一人能力を発揮すれば間違いなく負ける試合はないんで。けどまぁ、それを引き出せなかった俺らも・・・まぁ・・・、ドンマイだ。
鈴木: 4年生が今年は多く出てるんで、僕らとしては下が頑張ってくれることによって本当盛り上がるというか、力になっていくと思うんで、そういった意味でも後輩にはもっと頑張ってというか闘志むき出して死ぬ気でもっと頑張ってほしいと思います。


 

坂本亮太主務 プロフィール
スポーツ科学部4年
出身校 都立三鷹高校

――お二人の関係性はどのような感じなんでしょうか?
坂本亮太主務(スポ4、以下坂本): 試合中は兵藤はやっぱり引っ張っていくタイプだし、それを陰ながら修人が支えてるみたいな。
兵藤: 良いこと言うじゃねぇか (一同笑)。
鈴木: 仲良いっすよ、普通に。私生活も多分一番遊んでると思うし、二年間も同じ部屋だったし。
兵藤: サッカーとかでもやりやすいですよ本当に、すごく良いところにいてくれるんで。
坂本: 喧嘩もしないですからね。
鈴木: 確かに。
兵藤: 合わせてくれるんですよ、B型に。(*兵藤選手はB型、鈴木選手はA型)
鈴木: 俺B型の友達多いですもん。
ウィルウィン: 血液型ってやっぱり性格とか、試合中のプレーとかに関係あると思いますか?
兵藤: 多少はあるんじゃないっすか?!
鈴木: あるんじゃないっすか。だってやましゅー(山本脩斗選手・スポ4)とか完全なO型ですもん。
兵藤: 完っ全なO型でしょあれ。ド天然だし。部屋にいても間違いなくO型としか感じようがないです(一同笑)。
鈴木: プレーとかもO型っぽいっすもん。
兵藤: 前田(前田亮選手・教4)とかどう考えてもBだよね!

 

――それぞれが目指しているチーム像の現在の到達度具合は?
兵藤: 雰囲気という面では1年から4年までそんなに上下関係厳しくなくて、仕事の時とかだけはしっかりしてほしいっていう感じだったんで、仲が良いっていう部分ではすごく良いですけど、もう少し一年生とかが仕事とかをしっかりしてほしいなって思うんで、そういう部分では70点80点ぐらいです。サッカー面にしては、もっと出来ると思うんで50点くらいです。
鈴木: 言われちゃった〜(一同笑)。本当そうです。
兵藤: みんなそう思ってると思いますよ。坂本は?
坂本: そうですね、サッカー面とか納得がいってないっす、結果として。もっと本当に出来るんじゃないかって本当に思いますし。
鈴木: 高校の時とかもっと死に物狂いだったんですけどね、みんな。そういう気持ちが本当足りないと思います。でもそういうのってなかなか変えられないじゃないですか。
ウィルウィン: そういった気持ちの面を鍛えるにはどうすれば良いと思いますか?
兵藤: 走る?
鈴木: 国見(笑)?でもほんと市船とか国見とかは“サッカーしかない!”って感じで生きるか死ぬかみたいな感じだったんで。早稲田はみんな、頭良い人もいるし、なんて言ったら良いのかな、“サッカー命”じゃないじゃないですか。
兵藤: きれいにまとまり過ぎた感じがあります、頭が良い分。
鈴木: そういうのはすごい感じます。安定し過ぎてるというか。高校の時は本当にもう皆サッカーで来てて、そこで活躍したら道が開けるみたいな感じなんで本当に死に物狂いなんです。
兵藤: 早稲田は頭良いから頑張ればどこでも就職出来るし、そういうので変にまとまり過ぎちゃうというか、自分はもう上を目指せない的な感じになっちゃったりして勝手に自分で決め付けてそうなっちゃうんで、そういう部分はダメなところではないですけど、もうちょっと何というか、泥臭くというか・・・っていうのは思います。


 

 

――最高学年・最終学年という意識はありますか?
兵藤: 1・2・3年より確実にしっかりしないといけないなっていう自覚は全員あります。僕らの年代はそんなに最初、3年ぐらいまでの時は、4年生になった時の責任とか自覚とかの面で「大丈夫か?」っていう感じの時もあったんですけど、いざなってみるとミーティングとかも最初俺らは毎日はやらなくても良いという感じで思ってたんですけど、でもある程度やっぱりミーティングもしてるし、一年生の仕事に対してとかも3年の時とかだったら「そんくらい良いでしょ。」って感じで流したことも、4年になってみるとチームの為には一年生の仕事も大切なことなんで、しっかりさせるためにどうするかっていうのを話し合ったりして。4年になって責任感とか気持ちの持ち方がすごい変わったと思います。
鈴木: あのね、言われちゃった今(一同笑)。今のはもうそのまんま、本当にそう思います。でも本当に去年とかより今年の方がそういう気持ちが強くて。去年とかは“自分が上手くなるために”とか、“プロに行く為に”とか、自分のことをすごい考えてたんですけど、今年は“チームのために”っていう想いが強くて。
坂本: 確かに兵藤が言った通り、僕ら本当に「どうなるの?」って言われてる学年だったし、みんな自由で個性が強くてやりたいことやってて。でも4年にいざなってみると、自分自身の役職柄もあると思うんですけど、やっぱり4年がチームの中心としてやらないといけないし、自分達を手本にして3年生以下が動くと思うから、そういった面で中途半端なことは出来ないし、僕らが見本にならなくちゃっていう意識は本当に芽生えました。今年は去年と違ってメンバー表を見ても分かる通り大体半分以上4年がメンバーに入ってるし、そういう面でも引っ張っていかないといけないと思います。僕はメンバーに入ってないですけど、見ている感じとしては頼もしいです。
兵藤: おぉ〜。良いこと言うね、さすが主務。
坂本: ありがとうございます(笑)。
ウィルウィン: これまでの先輩達の苦労やすごさを実感しますか?
兵藤: カネさんは本当にキャプテンって感じでした。
鈴木: カネさんはかなり俺らの中でもすごいキャプテンというか。カネさんとヤマさん(山口貴弘前副主将)は本当すごい頼もしかったです。
兵藤: しっかりしてて、常にチームのことを考えてて。
鈴木: その一個上は徳さん(徳永悠平選手・現FC東京)がキャプテンだったんですけど、徳さんはもういるだけで本当すごいというか、声出さなくても、いるだけでもう。そういうキャプテンでした。


 

 
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(TEXT=五十嵐文子、PHOTO=五十嵐文子、神崎風子)
 


 
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