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ア式蹴球部

【連載第一回】山本脩斗/ア式蹴球部


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◆自己紹介◆
ウィルウィン: 今までに二回ウィルウィンのインタビュー(第1回第2回)に登場してもらっていますが、今回は連載の初回ということで改めて自己紹介をお願いします!
山本: 自己紹介?!
ウィルウィン: あと自己アピールもお願いします。
山本: あんまりアピール出来るところ無いです (笑)。
ウィルウィン: “自分はこんな人間だ”というのを教えて頂ければ。
山本: なんだろう・・・?負けず嫌いってのはありますよね。あと何だろうな・・・。普段は、皆でワイワイするのは好きなんですけど、いつもは結構一人で静かに過ごすのが好きな感じです。普段は部屋でテレビ見たりパソコンいじったり、音楽好きなんでいっつも聴いてますね。
ウィルウィン: サッカーでの長所と短所は?
山本: 長所・・・長所は〜・・・、前を向いた時のドリブルとか、あとは要所要所のヘディングはけっこう意識してやってます。短所はディフェンス面で、一対一の対人とか、あとはフィジカル面とか。球際のところで強くいけるのといけないのとではチームにも影響してくるだろうし。やっぱりそこでボールを取れるような選手になりたいっていうのは思ってますけど。
ウィルウィン: 性格の長所と短所は何かありますか?
山本: 短所は飽きやすい!結構はまる物も多いですけど、すぐ飽きたり。DSライトも去年の冬くらいにすごいハマッてたんですけど、最近やってないです(笑)。
ウィルウィン: では長所は?
山本: 長所は・・・、あんまり考えたこと無いですね長所・・・。なんだろうな・・・?あ、人に合わせられる。短所にもなると思うんですけど、自分の意見はあんまり言わないで、皆で遊びに行く時とかも皆の意見を受け入れて。
ウィルウィン: 協調性があるんですね。
山本: 良く言えば(笑)。悪く言えば決断力がない。ご飯食べに行く時も一番最後に決めますからね(笑)。

◆名前◆
ウィルウィン: 名前について質問を受けることはありませんか?
山本: 時々聞かれます。前に(名前の由来について)親に聞いたんですけどね、忘れました(笑)。でも一つ言えるのはサッカーは関係なくて。
ウィルウィン: 今考えるとサッカーとの不思議な縁を感じますね。
山本: そうっすね、結果的には。親には感謝してます、この名前はけっこう気に入ってるんで。
ウィルウィン: ア式にはもう一人“しゅうと”選手がいますね。
山本: 友達で(同じ名前は)二人目でしたね。中学校の時にもいました。修人のことは高校の時に市船とやった時に「あ、“しゅうと”いるんだ。」って思って。
ウィルウィン: サインはいつ頃考えましたか?
山本: 大学入ってからですね。大学一年の時に(サインについて)聞かれたときに、最初「ないです。」って言ってたんですよ。でも兵藤とかは書いてて、あった方が良いかなぁ・・・って(笑)。ちょっと「ない。」って言うのもかっこ悪いかなぁって思って(一同笑)。

 

 

◆出身地◆
ウィルウィン: 山本選手の故郷、岩手はどんなところですか?
山本: 良い所ですよ。やっぱり。こっちとは違って自然がいっぱいあり、空気がおいしくて水もおいしい、ありきたりですけどそれは感じますね。やっぱり居て落ち着くというか。教育自習で帰った時も何かこっちとは違うんですよね、やっぱり。「良いなぁ〜」って。遊ぶ所はこっちに比べたら全然少ないんですけど、他の面ではやっぱ良いですね。昔からの友達もいっぱいいるし。良い所です。

◆サッカーとの出会い◆
ウィルウィン: 今日のメインテーマです。サッカーとの出会いを振り返ってみてもらえますか?
山本: サッカーとの出会いは、ちっちゃい頃から友達とかと遊びではやってたんですけど、始めたのは小5の夏、8月ぐらいからです。小3くらいの時からやりたかったんですけど、親父に「小学校のうちはサッカーだけじゃなくていろんなスポーツをやりなさい。」って言われてて。そこまで我慢してたんですけど、小5ぐらいになってJリーグとかも結構盛り上がってたじゃないですか。小学校の友達もみんな3・4年生くらいから(サッカーチームに)入りだして、自分も「どうしてもやりたい!」ってことで親と本当相談して。その頃は本とか全く読まなかったんですよ。でもこんな分厚い300〜400ページくらいある本、なんだったかな、『トムソーヤの冒険』みたいな本があって、当時の自分にとってはすんごい厚く感じたんですけど、「これを読んだら入れてあげる。」ってことになって。当時の俺にしたら「そんな長い本読みたくない!」みたいな(笑)。でも“やるしかない!”って思って、その頃すんごい読むの遅かったんですけど、一字ずつ、一個一個読んでいって、2〜3ヶ月かけて読み終わって、8月くらいにやっと少年団に入ったって感じです。
ウィルウィン: 当時サッカー以外にはどのようなスポーツを?
山本: スキーですね。あとは遊びで野球とか、色々やってましたね。
ウィルウィン: 様々なスポーツの中から、なぜ“サッカー”だったんでしょうか?
山本: なんでっすかね?でも小学校の時から昼休みとかは皆でサッカーみたいな感じでやってたんで、スポーツ少年団入るっていったらサッカーしか考えられなかったですけど。“サッカーやりたい”って感じでした。
ウィルウィン: 当時の山本選手にとってサッカーの魅力・楽しみはどんなところだったんでしょうか?
山本: なんすかね・・・?昔はそういうこと考えたことなかったですけどね。始めた頃はもうどんなところっていうか、やってるだけで、ボールをただ蹴ってるだけで楽しかったっていうか。皆でワイワイやってるのが本当楽しくてやってたっていう感じですね。
ウィルウィン: 小さい頃にお父さんが色々なスポーツをする機会を与えてくれたというのは、今サッカーをする上ですごく活きているのではないでしょうか?
山本: そうっすね。膝の使い方が柔らかいとか、そういうところっていうのは、スキーからきてるのかなって感じますね。
ウィルウィン: お父さんに感謝ですね。
山本: そうですね。

 

 

◆中学・高校時代◆
ウィルウィン: 中学・高校時代のサッカー生活はどうでしたか?
山本: 中学校は自分の代が10人しかいなかったんですけど、毎日そいつらと集まって、土日も練習がない日も、毎日一緒に集まってサッカーやってた感じですね。高校はもう組織としてしっかりと出来上がってたんで、監督の下で頑張ってました。
ウィルウィン: 高校を盛岡商業に決めたのは?
山本: サッカーが昔から強かったっていうのを知ってて、あとはやっぱり監督が戻ってきたって知ってたんで、それで決めました。
ウィルウィン: これまでのポジション経験は?
山本: 小学校はFWで、中学校からトップ下ですね。
ウィルウィン: すごく心に残っている思い出はありますか?
山本: 中学校で初めて全国大会に行った時ですね。小学校の時はもう県大会でベスト8とか入ればすごい嬉しくて。中学校に入っていきなり全国大会行けたんで。東北大会勝って全国大会行けて、もうすごい嬉しかったです。良い思い出です。

◆メッセージ◆
ウィルウィン: 連載に向けて最後に一言お願いします。
山本: 連載へ向けた・・・・・・、「ぜひ見てください。」的な感じですか(笑)?
ウィルウィン: 気を使わずに自由にどうぞ(笑)。
山本: はい、じゃあ軽く目を通してもらえれば(一同笑)。
ウィルウィン: 軽く?!インタビュー掲載するまでに一生懸命頑張ってるんですよ (泣)。
山本: そうっすよね!「“ぜひ”見てください!!」(一同笑)。

 “言葉を濁すことなく、飾り立てることもない。型にはまった受け答えをすることもしない。いつも自分の言葉で伝えてくれる。”取材をする度に抱く印象である。だからであろう、山本選手の話はいつも興味深く新鮮で、色褪せることを知らない。毎回新しい驚きや発見とともに一層の関心が湧く不思議な魅力を持った青年は、プレー同様、多くの引き出しを携えているようだ。その引き出しには何が詰まっているのだろうか。これから連載を通じて、少しずつ開いていきたいと思う。  

 

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関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

 

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(TEXT=五十嵐文子、PHOTO=五十嵐文子、神崎風子)
 


 
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