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「二度目の春〜Next Stage〜」

卓球部 西田渚選手インタビュー

前のページより)




 

関東学生新人戦にて。攻撃型だが冷静さも持ち併せる。

――スランプはありましたか?どうやって脱出しましたか?
 4、5月はうまくいかないことがあって落ち込んでしまっていました。その時は梶本先輩など、色々な先輩に相談に乗ってもらいました。でも、アドバイスを聞いても「そっか〜そういう考え方もあるんだ」って思って終わりにしました(笑)。参考にはしますが、無理には実行に移しません。あがかないで、我慢して、(スランプが)過ぎ去るのを待ちました。でも、普段の練習はやり続けたし、それが良かったと思います。やるべきことをやりつつ、自分を無の状態にもっていく感じ(笑)。

――ご自分のプレースタイルについて教えて下さい。
 スマッシュを打つこともありますが、基本はとりあえず(ボールをコートに)入れて、相手に打たせてミスを待つ。私の球はクセがあるらしく、普通にラリーとかやってる時も相手がやりにくそうです。攻撃力がないと思うので、攻撃力を上げることが今後の課題です。

――高校生の頃は1年間スウェーデンに卓球留学をされていましたが。
 高2の9月から高3の6月までいっていました。卓球とスウェーデン語と英語ばっかりやってましたね。むこうの人たちは、日本よりも自由に練習をしているのに上手かったです。センスがあるんですよね。体型にも恵まれているし。日本人はやはり努力あるのみ、だと思いました。日本人は体型には恵まれていませんが、努力できる(素質がある)と思います。

 

 

――将来の夢は?
 教師になりたいです。留学中に英語に興味を持ったので、英語の教師に。両親が教師なのですが、卓球をやらせてもらったり、大学に行かせてもらったり、一人暮らしをさせてもらったりして感謝をしているので、自分の子供にもそういう暮らしをさせてあげたいな、と。それに子供が好きなので。子供って、本当に悪い子って絶対にいないですよね。ちゃんと向き合えば皆良い子だと思うんです。生徒って鋭いから、教師の人間性をすぐに感じると思います。普段はゆるい感じだけど、自分の専門科目には絶対の知識を持ってるような、行動で示して、背中で語る教師になりたいですね(笑)。

――卓球とはどのように関わっていきたいですか?
 部活の顧問などとして教えられたら、と思っています。指導者にもなりたいですが、クラブとか入って自分でも続けていきたいです。絶対何かしらで関わっていくと思います。

――卓球をやっていく上で必要な人間性とは、何だと思いますか?
 努力できるかどうか。それだけですね。

――では早稲田の卓球部でやっていくためには?
 やはり努力ですね。9時まで練習している人もいます。私は去年はすぐ帰っちゃってたんですけど。強い人も、大学から始めた人もよく練習します。

――最後に、今季の目標をお願いします。
 インカレ優勝、1部昇格です。個人的には、全日学で頑張りたいと思います。努力あるのみです(笑)。


 飄軽な語り口と明るい雰囲気が魅力の西田選手。しかし時折見せる真剣な顔から、部活はもちろんのこと学業にも全力で取り組んで、与えられた四年間を豊かなものにしようという意欲が伝わってきた。
 どんな分野にも正面から向き合って努力を惜しまないということを、彼女は幼い頃から続けてきた卓球から身に付けたのだろう。アスリートとしてだけではなく、同じ大学に通う一人の学生として尊敬できる人だ。大型新人を加え、悲願の2部優勝・1部昇格を目指し続けている女子卓球部での彼女の活躍を期待している。

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関連URL
早大卓球部公式サイト

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(TEXT=田辺里奈 、PHOTO=神崎風子、卓球部提供
 


 
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