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途中で見つけた道標。ということはあと9kmくらい…?

 早いもので2007年ももう終わり。年が明ければ、箱根駅伝だ。楽しみにされている方は多いと思う。神奈川県民の私にとっても、小さい頃から親しんだ行事の一つである。しかし沿道で応援したことはあれど、走りながら見える景色はテレビの中継車の映像でしか見たことがない。実際に箱根のコースを感じてみたいと思い、花の2区と呼ばれる鶴見〜戸塚間を自転車で走ってみた。よりリアルに感じられるように、竹澤健介選手(スポ3)が今年区間賞を受賞したタイムの1時間7分で走るように予定。

 鶴見中継所から、全長23.5kmの2区がスタート。かつての東海道であり、今のラーメン激戦区である第一京浜を真っ直ぐ進む。平坦で片側二車線の広い道なので、走っていてとても気持ちが良い。写真を撮りながら進んでいたら、予定では9分強で通過しなくてはならない生麦駅入り口まで、20分もかかってしまった。少し急がなきゃ、と新子安高速道路ガード下など、ポイントを目安時間で通り過ぎようとするのだが、ことごとく間に合わない。選手のペースは恐ろしく速いことに気付いてしまった。自転車でも一生懸命こがないと追いつかないほどだ。

 時間内に着かないのでは、と不安になりながら横浜駅近くの高速ガード下を走っていると、まさかの雨が降り出した。どんどん強くなり、しかも妙に痛い…と思ったら、雹に変わっていた。たまらず、暫し雨宿り。天気はレースを大きく左右する要因だと痛感した。


 
権太坂を登ると、綺麗な青空がありました。

 雨が弱まってから、観戦ポイントとしてファンに人気の横浜駅東口を通過。今年の駅伝では、この辺りで竹澤選手が9位から2位に上った。みなとみらい21を横目に京浜東北線のガードをくぐると、再び高速道路に出会うまで、ほぼ平坦で人々の日々の営みを感じさせる町の風景が続く道となる。

 狩場ICを通過すると、有名な難所・権太坂が見えてきた。ついに来たか、と少し足に力が入る。いくつかのカーブを越えて、意外と難なく登り切ってしまった。ちょっと拍子抜け。急な勾配を予想していたのだが、思ったよりもだらだら坂だった。しかし、タイムはまたも間に合わず!私たちの全力疾走に近いペースで、選手は坂を駆け上るわけだ。やはり恐るべし。坂を上りきると、2区の半分を過ぎたという実感が湧き、早く次に繋げたくなる。待っている人がいる、という希望が走者を強くするのだろう。と、私は一人なのにしみじみと感じた。

 

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(TEXT、PHOTO=田辺里奈)

 

 


 
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