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 新年1月2・3日に行われる、箱根駅伝へ向けてのインタビュー企画第一弾として、今回は中島賢士選手(スポ1)のインタビューをお送りします。大学入学直後から、チームの代表として各対校戦へ出場、秋には全日本大学駅伝で駅伝デビューも果たしている。早稲田の未来を背負う「ルーキー」に、今シーズンを振り返っていただいた。





 
中島賢士選手プロフィール
早稲田大学スポーツ科学部1年
白石高・佐賀出身
1万メートル自己ベスト 29分13秒52

――今シーズンは、4月の日体大記録会で5000mと10000mの自己ベスト更新、その後関カレ、全カレ出場と、入学直後から大活躍でしたね。
 渡辺監督が、一年生って事で練習量を他の人より多少落としてくださったんで、高校時代の疲れとかが良い感じで抜けて。調子自体は4月が、陸上やってきた中で一番良かったんじゃないかなと思います(笑)。だけど関カレ、全カレは出ただけっていう感じで。全然勝負ができなくて、チームの代表として出たのに、すごく迷惑かけたなっていう印象でしたね。

――チームの代表としては、全日本大学駅伝予選、そして本戦にも出場されましたね。
 予選の二週間前に全カレに出てすごく悪くて(笑)、どうなるのかなぁと思っていて。調子が悪い時にどう走るかがまだわかってなくて、手探りの状態で予選は走ったんですが、大崩れはしなかったので少しはチームに貢献できて良かったです。本戦は、1区で高原(聖典)さんが7位だったので、「これは(トップで)来るな。」と思ったんですよ(笑)。そうしたら本当に竹澤(健介)さんがトップで来ちゃったんで、やっぱり緊張してしまいましたね。

――なぜ早稲田大学進学を選ばれたんですか?
 ずっと体育の先生になりたかったんですが、早稲田に体育(スポーツ科学部)があるって知らなくて(笑)。高校の顧問の先生に初めて聞いて、高原さん(白石高・佐賀出身)もいますし、先輩がいる方が安心して生活も送れるかなと思ったので早稲田にしました。

――入学前は早稲田にどんな印象を持ってましたか?
 高原さんから、先輩・後輩は仲が良くて、雰囲気もすごく良いって聞いてたんですが、やっぱり伝統ある学校なので、ある程度きちっきちっとしてるのかなと思ってました。


 
高校時代は先輩の高原と携帯で連絡を取り合い、  早稲田の情報を教えてもらっていた。

――入学後、その印象は当たっていましたか?
 思ったより厳しくなかったかな(笑)。やる所はきちんとやってるんですけど、新しい寮になって当番とかも楽になったので、すごく良いです。話をすると、他大学の一年生は結構大変そうなんで。寮生活も、僕兄弟がいないんで、みんな兄弟みたいで楽しいです。

――仲良くしている先輩はいるんですか?
 竹澤さんですかね。ジョグの時に、陸上やチームの事とかを話したりしてます。僕は出れなかったんですけど、出雲駅伝前に「久しぶりの出雲で、なんか緊張しません?」って竹澤さんに言ったら、「いくら緊張しても走る距離は変わらないんだから、緊張してるだけ無駄じゃん。」みたいに言われたのが印象に残ってますね。

 

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(TEXT=神崎風子、PHOTO=田辺里奈)

 

 


 
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