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高校の駅伝では1区を走る事が多かった中島。一人で走るつなぎの区間にはまだ緊張するそうだ。
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――いよいよ箱根駅伝が近づいてきましたが、長い距離の練習には対応できていますか?(インタビューを行ったのは12月5日)
いやぁ、ちょっとまだ。長い距離なら湯浅(義人)とか伊藤(和麻)の方が強いかなっていう印象はあります。(夏合宿の)岩手でやった30キロ走でも、僕が一番最初に離れて、最後までよく走れてたのは伊藤だったので。今は、夏よりはだいぶ走れるようになってきたと思いますし、(11月の上尾)ハーフでも最低限の走りができたかなと。
――やはり同学年の選手は意識しますか?
そうですね。入ってきた時から、その学年では一番上にいてやろうと思ってて。だけど10月の日体大で、高野(寛基)、湯浅だけじゃなく、伊藤にも負けたっていうのが…(苦笑)。伊藤はすごい力をつけてて、怖かったです。練習で僕がちょっときつい時でも、あいつは余裕そうに走ってたりしたので。
――箱根で走りたい区間はありますか?
4区ですね。距離も一番短いですし(笑)。3区は大事なポイントなんですが、もしかしたら準エース級の高原さんがくるかもしれないので、そうしたら高原さんから襷もらえますし。高校時代は高原さんと襷をつないだのが一回だけかな…記憶が定かでないので。
――では目標を教えてください。
全日本大学駅伝が区間9番だったので、箱根では区間5番以内で順位を落とさない事です。4区だったらたぶん1位で来てくれると思うので。
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箱根は「沿道にずっと観客がいる」イメージ是非とも中島選手に絶え間ない応援を!
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――今後、早稲田でどんな選手に成長したいですか?
やっぱり主力になってチームを支えられるような選手になりたいです。竹澤さんとまではいかないですけど、2年生の尾崎さんとか信頼がすごく厚いので、目標にしたいです。地道に、確実に成長したいですね。
――最後に、応援してくださる方へのメッセージをお願いします。
全日本大学駅伝の時も感じたんですけど、早稲田の応援は他大学と比べて、沿道からすごくたくさんの方々が声をかけてくださって、すごく力になります。そういったものに感謝の気持ちを表すとしたら、やっぱり僕はしっかり走る事しかないんで、前回より良い順位で大手町でゴールできるように、しっかり頑張っていきたいと思います。
故郷の佐賀を離れ、大学へ進学した中島選手。うまく走れず悩んだ事もあったが、ご家族からの励ましのメールに元気をもらい、この1年間頑張って来たという。「一生懸命育ててくれた家族に恩返しをするためにも、頑張って走ります。」家族のために、母校のために、そして何より中島選手自身のために――新春の箱根路で、若い力が輝く事を期待している。
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関連URL
早大競走部公式サイト
関東学生陸上競技連盟
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『箱根駅伝直前特別インタビュー駒野亮太選手(12月28日掲載予定)』
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