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 11月4日に行われる全日本大学駅伝へ向け、今回は高原聖典選手(人2)のインタビューをお送りします。昨年は夏以降、活躍をみせる同学年の仲間の陰に隠れる悔しいシーズンとなったが、今季は夏以降チーム内で最も好調、先日行われた日体大記録会でも、10000mで28分台まであと一歩という好走をみせた。今後の活躍に期待のかかる早稲田の「ホープ」はどのような人物なのだろうか。





 
高原聖典プロフィール
早稲田大学人間科学部2年
白石高・佐賀出身
1万メートル自己ベスト 29分07秒05

――先日の出雲駅伝の事をお聞きしたいんですが、走ってみて率直な感想は?(成績は4区区間10位)
 まだまだ実力が足りないっていうのを痛感して。結構自信はあったんですけど、思ったより走れなかったですね。

――エンジのユニフォームも久しぶりでしたよね。(2006年関東インカレ以来)
 そうですね。やっぱり(ユニフォームを着れて)嬉しかったのもありますし、着るからにはちゃんと結果を出したいと思ってたんですけど、ちょっと物足りなかったですね。

――今季は夏以降調子が良かったと聞きますが。
 1年の頃に比べて、夏場の走り込みも結構出来て、練習も一度も離れなかったので、それは良かったと思います。精神的にも余裕ができたというか…。1年の頃はただがむしゃらに頑張れば良いと思ってたんですけど、今は抜く時は抜いて、めりはりをつけた練習をするように心がけてます。そうしたら、疲労もとれて上手くポイントがつけれるようになりました。

――昨年は夏以降、記録が伸びない時期も続きましたが、原因は?
 それがわかったら苦労はしないと思うんですが…。ずっと疲れが溜まっていたりして、精神的にも病んでる時があったので(苦笑)。でも竹澤(健介)さんや、監督に結構話を聞いて、気持ちから持っていこうと思いました。


 
切れ味の良いスピードに加え、夏を越えスタミナもついた。

――どんな話をしたんですか?
 監督は、全然自分が走れない時にも「お前は主力の一人だよ。」って言ってくれて、それが嬉しかったです。箱根駅伝で(メンバーから)外れた時も、「このまま終わっちゃだめだ。」って言われて、期待に応えたいっていう気持ちがありました。

――周りでは同級生が記録を伸ばしていましたが、焦りなどはありましたか?
 そうですね。加藤(創大)とか、最初の頃はあんまり実力も変わらなかったんですが、ユニバーシアードで入賞して。嬉しかったんですけど、ちょっと悔しいなって気持ちもあって。加藤には負けたくないっていうのはずっとありましたね。

――加藤選手は特に意識する相手ですか?
 向こうは意識してないですけどね。一方的に負けたくないって思ってるので。切磋琢磨しながらやりたいと思います。

――高原選手はとても負けず嫌いという噂を聞きますが…。
 まあみんな負けず嫌いだと思うんですけど、口に出すか出さないかで。自分は結構「負けたくない。」って表に出すタイプなので。

――加藤選手以外に、ライバル、又は目標にしている選手はいますか?
 同じ2年の尾崎(貴宏)には負けたくないです。先輩では、本多(浩隆)さんを見習いたいと思います。本多さんとは気が合って、遊びに行ったり、買い物行ったり、めちゃくちゃ仲良いです。

 

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(TEXT=神崎風子、PHOTO=神崎風子、池田恩)

 

 


 
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