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  今年の箱根駅伝では、12年ぶりの往路優勝を果たし、総合 でも2位となるなど見事な活躍を見せた競走部。学生スタッ フ特集第3弾として、行場竹彦駅伝主務に箱根駅伝の裏話や 主務としての仕事、4年間の思い出などについてお話を伺い ました。





 
行場竹彦駅伝主務プロフィール
商学部4年
神奈川・多摩高校出身

―競走部のマネージャー、主務になられた経緯を教えてく ださい。
 競走部では、大体2年生の夏ぐらいまでに各学年一人マネー ジャーを出さなくてはいけなくて、最初僕も選手として競 走部に入ったんですけど、僕らの代では誰も(マネージャー を)やる人がいなくて。以前から記録を整理するのも好きだ ったし、ちょうどその頃僕が故障で走れなかったこともあ って、「自分がやってチームのためになるのなら」と思っ て、自分でやることに決めました。

―選手への未練はなかったんですか?
 それは結構ありましたね。選手からマネージャーになる人 は、誰でも最初は(未練が)あって、僕の場合それがなくな ったのは、3年の4月位だったと思います。結構それまでは 、時間を見つけて走ったりしてました。その後も、全く走 らなくなった訳ではないです。未練に関しては、時間が解 決してくれたと思います。

―普段の仕事内容を教えてください。
 主務として主な仕事は、主要な大会の申込や、全体をまと める立場なので、誰がどの仕事をするかなど、他のマネー ジャーの仕事の管理、管轄をすることです。練習の時は、 他のマネージャーと一緒にタイム計測をしたりと、主務と して特別な仕事はあまりないんですが、ただ主務になって からは出来るだけ色々な選手に話しかけようと心掛けてい ました。試合の時は、選手が来る前にその日の全体の動き を把握しておく位ですね。


 
主務になり、チームをより客観的に見れるようになったと のこと。

―主務として大変だったこと、苦労はありましたか?
 そんなにはないと思うんですけど、早慶戦の時、監督から 直前に「種目を増やせ」、って言われた時は結構大変だっ たかなと思います(笑)。あと肉体的に辛かった仕事と言え ば、連日100km以上車を運転するとかもありましたね。まあ 、でも陸上競技が好きであればつらい仕事はほとんどない と思います。

―学業との両立は?
 そうですね、僕はもう学業はほとんど捨ててたんで…(笑) 。マネージャーをやると決めてからは競走部の方に支障を 出したくなかったので、ゼミにも入らなかったし、最低限 単位が取れればいいやという感じでやってました。

―主務として心掛けていたことは?
 なるべくみんなから話しかけてもらいやすい雰囲気を作ろ うと心掛けていました。具体的には、練習中もサングラス をしないようにしました。選手にとって近い存在になれる よう意識していましたね。

 

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(TEXT=岡崎聡、PHOTO=五十嵐文子、神崎風子、競走部提供 )

 

 


 
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