女子部
|
|
春秋初連覇の立役者、梶本麻莉菜(教4)前女子主将
|
女子部にとって、春季に創部76年来の一部初優勝、そして福原愛(スポ2)を加えた秋季での優勝による初のリーグ戦春秋連覇と、歴史を塗り替えた年だった。その立役者は、梶本麻莉菜(教4)前主将であろう。1部で戦えるチームを作るために、練習の時間配分と内容をより厳しくするなど改革に尽力した。部員たちとの意思疎通も怠らず、和気藹々とした雰囲気を作りながらもチームの集中力と体力を格段に向上させた。明るい性格ながら、プレッシャーから人知れず涙する日々もあったが、その苦労が花開いた結果となった。インカレでは4年連続の対戦となった立命館大に敗れ、トーナメント2回戦にて姿を消すも、夏合宿での猛練習を経て秋季リーグ戦で屈辱を晴らす。課題と話していたフォアハンドをも武器に変え、殊勲賞を手にした。全日本選手権では、明治大の水野との混合ダブルスで準優勝を成し遂げる。後輩たちの為に道を切り拓いた名キャプテンは、春からは東京電力に所属。新たな環境で業務と両立しながら卓球を続ける。
|
|
全日本選手権では複準優勝となった照井(教2)・福原(スポ2)組。
|
2007年度、全日本選手権で福原愛と共にダブルス優勝を成し遂げた照井萌美(教2)。梶本にして「影のキャプテン」と言わしめるエースにとって、今シーズンは歯痒さもあっただろう。4月の立川オープンでの準優勝に始まり、7月の関東学生選手権でのシングルス4回戦敗退、全日学でのベスト4、全日学選抜でのベスト8、全日本選手権でのダブルス準優勝、シングルス4回戦敗退と、2007年度の大躍進と比較すると、あと一歩が欲しい結果となった。しかし、団体戦では不動のエースとしての役目を果たす。チームメイトへの試合中の的確なアドバイスにも定評があり、持ち前の聡明さでチームのブレインの役割をも担った。彼女なりの2年目を過ごし、上級生としてチームを支える準備を重ねてきたことだろう。真骨頂はこれからだ。3年目の深みを大いに期待したい。
2008年、最も飛躍を遂げたのは亀崎遥(スポ2)だろう。4月のアジア選手権で混合ダブルスでの優勝を皮切りに、関東学生選手権ではベスト4の健闘を見せる。全日本選手権のシングルスでは、6回戦で石川佳純(ミキハウスJSC)に敗れるも、部内では福原に次ぐ成績を修めた。団体戦では、春のリーグ戦の要所だった。大学進学後に勢いを落とす選手も少なくない中、着実に前進を続けている。
4月からは、篠原哲郎(スポ、愛工大名電高校出身)、岩崎栄光(スポ、鶴岡東高校出身)、中島未早希(スポ、横浜隼人高校出身)、加藤充恵(スポ、就実高校出身)、奥田のはら(教、秀光中等教育学校出身)らを加えて、新たなシーズンを迎える。部員による一番の注目選手は、中島だ。高2・3でインターハイベスト8入の実力を持ち、攻撃的で型にとらわれない卓球が強みだという。原田慎吾(スポ3)、小野絵理香(スポ3)両主将を中心として、2009年度も新たな歴史を刻んで欲しい。
(注※ 学年は全て旧学年)
2/2
関連URL
早稲田大学卓球部 稲門卓球会ホームページ
|