(前のページより)
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佐藤さん曰く「お互いに高めあっている二人」。 チームからの信頼も厚い二人です。
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――キーパーを始めて、自分はなにか変わりましたか?
中林:私は…変わってない(笑)?変わったというか、昔は怒ることが全てだと思ってたんですよ。でも、相手に期待することも必要だと先輩から学んで…ただ怒るんじゃなくて、相手の成長に期待してコミュニケーションをとっていく方がより伝わるし、楽しいなと思うようになりました。
北川:私は人に強く言えなかったんですよ。でも先輩にも指示を出したりできるようになって…その変化が大きいですね。
――自分がキーパーに合ってるなと思うのはどんなところですか?
中林:後ろからみんなをみて考えるのが好きなところかな。試合の中に入っているときに、鳥になったつもりでフィールドを俯瞰して考えるのが好きなので、やっていて楽しいなと思います。
北川:性格はキーパーに合ってないと思ってたんですよ。テニスのときはマイナス思考…じゃないですけど(笑)。でも自分で考えるのが好きで、だめだったときにはどう修正しようとか考えて行動できるところは向いてたのかな。あとは、フィールドを走るより反射神経を使う方が秀でてると自分では思うので、そこを生かせているかなと思います。
中林:私とはタイプが違うなあ。
――お二人は性格の面でもプレーの面でもタイプが違うんですね。
中林:無理だもん、はる(北川さん)の身体能力には及ばない(笑)。
北川:逆に無理だから(笑)。私は反射神経が災いして早く動きすぎちゃったりするんですよね。だから逆に(中林さんは)無駄がない。よく考えてるし、予測も早いし。
中林:私はいかに頭で勝負するかだと思ってます。
北川:でもタイプは違うけど、目指すものは同じ、って感じです。
中林:共通点はないけど、キーパーが好きなのは同じだよね。
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相手との駆け引きもキーパーの魅力のひとつ (写真は北川さん)
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――お互いはどのような存在ですか。
北川:全然自分のスタイルとは違って、だから尊重しつつ一緒に頑張れるっていうか。
中林:まあ、(北川さんと)同じことをしようとは思ってないけど、自分が勝てるところを探して、トータルで勝てるようにしようと思って、やってますね。
北川:タイプが違うので、パズルみたいにへこんでいるところを補いあってやれる安心感もあります。
中林:その安心感はあるよね。自分が怪我したら終わりっていう状況だと固くなっても仕方ないけど、自分がだめなときも(北川さんが)いてくれるから、思い切ってプレーできるし。
――今後の目標などを教えてください。
北川:自分は入ったときから日本一のチームの日本一のキーパーになりたいと思っていたので…そうですね、最終目標はチームで日本一だけど、その中で自分も高めて、代表にも行きたいと思います。自分が強くなれば、チームも強くなると思うので。
中林:私は早慶戦にほんと勝ちたくて。入ってから勝ったことがないので、自分自身はどうでもいいからとにかくそこで勝ちたいってのがあります。後輩にも頑張ってもらいたいですね。もちろん自分たち二人は頑張るけど(笑)。
北川:自分たちを蹴落としてもらっていいっていうか…負ける気は無いけど、後輩にもそれぐらいの気力できてほしいですね。
中林:そして早慶戦に勝つ!
――女子ラクロス部、今後の活躍も期待できそうですね。
中林:4月から新入生にも入ってもらいたいです。チームは「結心」というのをスローガンにしてて、新しいプレーヤーとも一緒に頑張りたいと思います。今年は人数が少ないのでチャンスもあると思います。
北川:頑張ったら頑張った分だけ、試合に出れたりユースに選ばれたりそういうところが本当に魅力的ですよ!
佐藤:ラクロス部は上下関係が全然無く、サークルの雰囲気もありつつ、でも体育部としての威厳もありつつ本当に入ってよかったと思います。最高の仲間を見つけられて自分の居場所もありますし、日本一を目指そうっていう熱さもあります。ラクロスはみなゼロから始めてスタートラインが一緒なので、そういうところが魅力的です。あとコーチ陣がOB、OGで早稲田を愛してる人しかいないので一緒に頑張れたりと、良い環境です。
努力家の中林さんと天才肌の北川さん。性格もプレースタイルも全く違うお二人ですが、
主務の佐藤さんに「私は本当に勝ちたいの、って気持ちが伝わってくる」と言われるくらいのラクロスに対する熱い気持ちはお二人ともよく似ています。これからもお互いの違いをみとめつつ、切磋琢磨していってくれるでしょう。今度の早慶戦は負けるはずがありません。みんなで応援にいきましょう!
関連URL
早大ラクロス部女子ホームページ
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