(前のページより)
|
|
|
大迫選手のトラックシーズンでの主な成績
関東インカレ:10000m 4位(28分35秒75)
世界ジュニア選手権:10000m 8位
日本インカレ:5000m 10位
|
――夏合宿ではどのような練習をされたのですか?
僕自身の考え方として、「長い距離を走ってもスピードを崩さない走りを守っていきたい」っていうのがあるんで、他の人よりかは距離を短めにしてもらってスピードをあげた練習にしたりとか、それこそ全体のメニューが1000m×10本であれば1000×5本にして、その分ペースを速くしたりっていう風に、スピードを意識した練習に取り組んできました。
――では、特に故障などもなく、練習は順調に積めたということですね。
そうですね。まぁこれがいいのか悪いのかっていうのはまだ分からないんですけど、自分の今の考え方としては理想の練習ができたかなと思います。
――トラックシーズンや合宿を通して掴んだ手ごたえや逆に課題などはありますか?
スピードを意識して合宿はできたんですけど、耐乳酸トレーニングだったり、スピード(練習)の中にも色々な練習があって、その中で後半トラックレースに出てたわけですけど、ただスピードを追い求めすぎていて、そういった練習の工夫が足りなかったのかなと思いました。
――ご自身の走りの強みはどういった部分だと考えていますか?
最初から速く入ってもスピードを後半まで保てるところにあると思うので、駅伝シーズンではそれを活かせる走りができたらいいなと思います。
――早稲田大学でこれから4年間練習をしていくわけですが、最終的にはどのような選手に成長したいですか?
まぁ箱根っていうのは(目標の一つとして)もちろんあるんですけど、それ以上に僕はトラックレースで世界の舞台に立てる、世界で戦える選手になりたいなって思います。
――ここからは駅伝についてお伺いします。まず、過去に出場された駅伝の中で印象に残っている大会はありますか?
僕自身一番印象に残っているのは、高校2年の全国高校駅伝でチームとして優勝したっていうのが一番心に残っています。
――駅伝は好きな方ですか?
そうですね、好きです。
――長い距離に対する不安などはありますか?
あまり長い距離は走ったことはないんですけど、20キロっていう距離はそんなにナーバスにならなくていい距離だと思っています。
――出雲駅伝まで1週間を切りましたが、今の心境は?(取材を行ったのは10月7日)
大学に入って初の駅伝ということで、ちょっと緊張や不安はあるんですけど、それをうまく自分の調子をあげるのに活かしていけたらいいなと思っていて、走れれば区間賞を取ってやるぞという気持ちでやりたいです。
|
|
駅伝でもスピードを生かした走りで、 チームを大学駅伝三冠に導いてほしい。
|
――出雲駅伝で走りたい区間は?
特にないんですけど、走る限りは上位で襷を渡したいなって思います。
――では箱根駅伝で走りたい区間は?
重要区間とか、前半の区間が走っていて自分自身面白いかなって思うんで、走るのであればそこを走ってみたいです。
――山上りや下りはあまり興味はないですか?
そうですね、特には走りたいとは思わないですね(笑)。
――今年の早稲田は優勝候補に挙げられていますが、大迫選手から見た今のチームの調子や雰囲気はいかがですか?
非常にメンツがそろっていて、勝てるチームであると思うんですけど、なかなか全員の足並みが揃わないっていうか。今までもそうだったと思うんですけどそういう非常にいい人がいるという半面、全員の足並みが揃わないところもあるので、そこが揃えば絶対に勝てるチームだと思います。
――駅伝シーズンでの目標は?
チームの目標でもあるんですけど「三大駅伝を勝つ」ということです。
――それでは最後に大迫選手を応援している方たちに向けてメッセージをお願いします。
これからの駅伝を3つ走って、3つとも区間賞を取るつもりで走りたいと思うので、応援のほどよろしくお願いします!!
世界で活躍する選手になることが目標であると、力強く語ってくれた大迫選手。1年生離れした冷静な話しぶりからは強い向上心と自信が感じられ、ワセダから世界へと羽ばたいていった偉大な先輩方と同様に、駅伝シーズンでも大いなる活躍を見せてくれることでしょう。
例年以上に充実した戦力を誇り、『三大駅伝制覇』を目標に掲げる今年の早稲田。大迫選手の持ち味であるスピードを活かした積極的な走りで、チームを三冠に導いて欲しいです。
|
2/2 |
|