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池田幸太郎選手プロフィール
法学部4年
石川県・金沢大学教育学部附属高等学校出身
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――馬術を始めたきっかけは 小学生の時にたまたま街で見つけたゲームが競馬のゲームだったんです。その時は馬の事も全然知らないで競馬ゲームをやっていたんですけど、その騎手がかっこいいなと思って。それで、競馬の騎手に憧れてゲームだけじゃなく実際に乗ってみたいなと思って馬に乗ってみたのが最初です。乗馬クラブで人に引っ張ってもらいながら馬に乗ったら「おぉ、楽しいな」みたいな感じで始めました。
――小学校の時からクラブに通っていた
そうですね。習い事みたいな感じで。
――本格的にやっていこうと思ったのは
高校の時に県の国体の強化選手になったんですよ。そこで飛んだりするのをやってみたら面白くて、上手くなりたいなと思って。
――早稲田大学を選んだ理由は
僕が入る前の早稲田には馬術のスポーツ推薦があったんですよ。その推薦で入った女の方がいて、その人がすごく馬乗れる人なんですよね。すごくパワフルな方で人間的にも面白いし、こんな人に教えてもらいたいなと思って早稲田に憧れたんです。他の大学にも馬術部はあるんですけど、ウチって馬術部の中でも自由な方なんですよ。体育会ですけど、上下関係とかもそんなになくて。そういう雰囲気も見学に行った時に良いなって思いましたし、その先輩の方にも憧れて早稲田に入りました。
――ご自身が主将になられた今、その馬術部の雰囲気は変わりましたか?
良くなっているかはわかんないですけど(笑)、やっぱりいい雰囲気っていうのはありますね。「早稲田いいね」っていつも他の大学の方に言われますし。やっぱり体育会だとどうしても上下関係とかが厳しくなってしまって、それが悪いって訳ではないんですけど、上下関係が厳しくて競技に集中できなくなるのは嫌なので、雰囲気が良くて楽しみながらも真剣にやっていきたいなと思っています。
――馬の世話などは
馬の朝ごはんって朝の5時なんですよ。その時間に僕らは電車で来ることができないので、1年生の男子が泊まるんです。当番で1人週1回くらいのペースで前日の夜に来て、馬に夜ごはんをあげて、次の朝に朝ごはんっていうのを毎日やっています。正月も夏休みもずっと。僕も1年生のときやったんですが、それはやっぱり好きじゃないと続けられないですよね。休みは2週間くらいなら取れるんですけど、長期休みってなると難しいっていうのと、スケジュールが決まってしまっているっていうのは少し大変かなとは思います。
――女子は何を
女の子は泊まらない代わりに、部活が休みの月曜日に厩に来て餌やりをしてもらったりしていますね。
――では2年生になると自由になるんですね
はい、わりと自由ですね。みんなバイトとかもしていますし。
――馬術部全員でバイトをしているという話も聞いたのですが
そうですね、馬術部はお金がかかるので。餌代が1頭で月に3万円くらいかかるんですよね。もちろん大学からお金は頂いているのですが、馬術部だけお金をたくさん頂くことはもちろんできないので、僕らも餌代を稼ぎます。大学によっては部費という形で月何万とか、何十万って形で取ってるところもあるんですけど、ウチの部費は月5千円で安いので、足りない分はみんなでアルバイトして補おうよ、っていう感じですね。アルバイトもなんでもいいんですけど、例えば競馬場のアルバイトだったら競馬で落馬して馬が逃げた場合に捕まえるみたいなアルバイトをするんですよね。2、6、10、11月に東京競馬場で毎週あるので、だいたい2年生くらいになるまではやっていますね。週1〜2くらいで。
――練習は週何で
週6で、月曜日が休みです。
――練習時間は
7時から午前中いっぱいですね。
――1日の流れは
7時に集合して、馬の世話(作業)で牛舎で馬の排泄物などを取ったり、おが屑を変えたり、お昼ごはんを作ったり、馬の体温測ったり、調子悪いところがないかを見たりするのを1時間くらいやって、8時から練習をします。終わるのがごはんの時間の10時30分くらいですね。乗り終わったら、馬も汗かくので洗ってあげたりとかして、だいたい11時くらいには終わります。1限の授業がある人は来なくていいし、2限からなら10時くらいまで練習してもらってから学校に行っていますね。
――練習内容は
経験者の場合、コースを飛ぶのは週2〜3回であとは馬を動かしたりしています。陸上の短距離の選手がずっとダッシュするわけではないのと同じように、例えば体力つけるために走り回ったりとか、逆に「詰める」っていうのですが、小さな動きをさせたりもします。毎日同じ動きだと馬も飽きちゃうので色々練習メニュー変えながらしていますね。
――初心者の場合は
馬に乗る他に、手放しをしてバランス感覚を養ったりとか、それができるようになったら足も外してみて何もない状態で馬に乗ったりするってこともやりますね。
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