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市川宗一朗選手プロフィール
  スポーツ科学部4年
愛知・岡崎高校出身
 自己記録 5000m:14分08秒35
       10000m:29分22秒03

――現在の調子は(取材を行ったのは12月25日)
 今シーズンは良い時と悪い時があって、どちらかというと不調だといわれるような感じが多かったです。ただ、集中練習が終わって量を抑えてきているところで調子も上がってきたので、この先上手く調整していけばどんどん上がってくるかなと思っています。

――前回の箱根駅伝では、大会後に「納得がいかなかった」と話されています。今年はそれを踏まえてどのような気持ちで臨んでいますか?
 納得がいかなかったというのは個人の結果ももちろんなんですけど、チームが勝てなかったということが1番でした。今年は個人としても頑張るんですけど、優勝するということが納得のいくレースということで重要になってくるのだと思います。

――ご自身の持ち味として「おしていく」ということを挙げられていますが、スピードよりも長い距離で勝負するといった全日本や箱根のほうが自分には向いていると思いますか?
 そうですね。最初からつっこむようなレースはあまり得意ではないので、長い距離の方が自分の良いところが生きてくるのかなと思います。

――今年は最終学年として箱根に挑みます。
 僕らの学年は勝ちを知っている学年でもあり、負けを知っている学年でもあるので、両方知っているからこそ最後の最後は勝って終わりたいなと思います。

――毎年早稲田は4年生で固めるという傾向があると思いますが。
 やっぱり4年間しっかり走ってきている4年生というのはそれだけ安定感というものは違ってくると思います。その経験を生かして、しっかり走ってチームに貢献していきたいなと思います。

――プレッシャーはありますか?
 周りから期待されたりとか応援されたりしてプレッシャーはもちろんあるんですけど、やっぱり4年目なのでプレッシャーというよりもそれを楽しんでいきたいかなと思います。

――今年の早稲田は層が薄いと周りから言われていますが、どのように捉えていらっしゃいますか?
 僕らが決めることではないので何とも言えないですが、そう言われているからこそ僕らのような走れるか走れないかのボーダーラインにいる選手がしっかりして対応できるようにしなければいけないんじゃないかなと思います。

――自分のチームの役割というのはそういうところにあると。
 はい。走れたらいいですけど、やっぱり選んでもらった以上はチームの力になって底上げする気持ちでいなければなと。

――最後に意気込みをお願いします。
 もう今年が最後なので、とにかく優勝したいと思います。

 

(TEXT=西村侑美、PHOTO=矢野真由実)

 


 
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