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神内隆年選手プロフィール
  スポーツ科学部4年
 京都・山城高校出身
 自己記録 5000m:14分28秒1
       10000m:30分31秒5

――現在の調子は(取材を行ったのは12月25日)
 ちょっとしんどいですね。疲れていますね。

――集中練習の疲れということでしょうか?
 はい、そうですね。  

――集中練習にははじめて参加されましたか?
 そうですね。ずっと故障でなかなかすることができず、今年の集中練習が最初で最後ですね。

――練習は順調に積めましたか?
 一応こなしたっていうことはこなしたんですけれど、納得いくような結果ではなかったという感じですね。パフォーマンス的にも、今まで練習をやっていなかったっていうのもあり、貯めがなかったので。

――箱根には最初で最後のエントリーとなりましたが、メンバーに入ることが伝えられたのはいつですか?
 発表当日(12月10日)ですね。

――選ばれた時の心境は
 走ることを前提で考えていたので、エントリーに入ることは必然だと思っていました。そこはゴールではなかったです。一応、第一関門通過みたいな感じで、ほっとはしました。

――走りたい区間はありますか?
 6区ですね。3000mSCの選手は上りとか下りとかやるんですけど、その中でも下りは僕の中で得意意識があるので。

――ご自身の走りの持ち味は
 僕の持ち味は、身長が比較的高くて、ストライドの大きさには自信があるので、ストライドの大きい走りですね。

――今シーズンは3000mSC、5000m、10000mで全て自己ベストを更新されました。
 怪我がなかったのが一番大きかったですね。ただ、3000mSCくらいでしたら短いので、なんとかなったんですけど、10000mとかハーフとかになると、やっぱりこの1年だけではだめだっていうような気はしましたね。

――昨年までは怪我をしがちだったのですか?
 そうですね。ずっと怪我で。長距離は継続して練習するものなのにそれが出来なかったので、パフォーマンス的にあまり納得できる結果ではなかったです。

――今年は関カレ・全カレでも入賞を果たしました。
 納得はいっていないですね。全カレはまだ1年もちゃんと練習してなかった状態の中で挑んだので、もしも来年走れていたら、きっと結構自分の納得できる走りが出来たんじゃないかなという思いもあります。そこは「たられば」になってしまいますが。

――来年以降は大学院へ進学なさるということですが、競技は続行されますか?
 競技はちょっと今なんとも言えないんですけど、もしも自分自身まだ競技をやりたいかなっていう気持ちがあれば、やろうとは思いますね。その場合は、伊藤和麻さん(平22スポ卒)みたいに自分でやっていくような形も考えています。  

――神内選手は、昨年のこの時期のミーティングで、「来年は関カレ全カレ出て箱根も走る」と公言したそうですが、覚えていらっしゃいますか?
 はい、覚えていますね。やっぱり自分自身、やればできるんじゃないかなという思いがあったし、何より自分に保険をかけたくなかったので、強い意志で「できる、できる」と思いながら。最後の年なので、有言実行してやろうじゃないかと。

――最終学年に懸ける想いは強かったのですね。
 そうですね。毎年先輩方の意地とかを見てきたので、僕も最終学年になったら、意地でチームを引っ張っていけたらいいなという思いがありました。

――ここまでの大学陸上生活4年間を振り返っていただけますか?
 自分なりには、競技として成長したというよりも、人として成長した4年間だったなと思いました。先輩方に仲良くしてもらったり、色々なトラブルもあったりした中で、人間関係…、色々な人がいるんだなっていうことに気づいたので、その人に応じた対応を自分の中でしようと思って。その分、競技面では故障ばっかりだったので、あんまり納得いくような走りはできなかったですね。ただ、故障を失敗と捉えるのではなくて、失敗は成功の元だと思うようにしていました。失敗が色々組み合わさることによって、成功という塊になるんじゃないかなというような思いで4年間過ごしてきましたね。後輩にも故障しないようなフォームとか、動作の意識とかっていうのを教えたりしています。

――最後に箱根に向けて意気込みをお願いします。
 走るからには、区間賞で、更に総合優勝を目指して頑張っていきたいと思います。

 

(TEXT、PHOTO=矢野真由実)

 


 
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