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志方文典選手プロフィール
  スポーツ科学部3年
兵庫・西脇工業高校出身
 自己記録 5000m:14分04秒77
       10000m:28分38秒46

――現在の調子は(取材を行ったのは12月25日)
 上尾ハーフが終わってから、左のふくらはぎを少し痛めてしまって、少し休んでから別メニューで調整していました。最後の練習は、ちょっと距離を減らして一緒にしたんですけど、それは上手くできたかなと思います。

――上尾ハーフの際、「今年は練習は積めたが、上手く走れなかった」とおっしゃっていましたが、志方選手にとって理想の走りとは?
 昔を思い返すと、どの試合でも最低限それなりには走れていたので、そういったような走りができるようになることが理想の走りというか。感覚がまだ良くないので、感覚が良くなるような走りが、今の僕には理想です。  

――今シーズンここまでを振り返って
 トラックシーズンの最初は良かったんですけど、途中からはあんまり良くなかったです。ただ、目標にしていた全試合に出るというのを、トラックでは達成できたので、その点は経験として良かったかなと思います。その反面、結果が出なかったので、去年と似たようなシーズンというか、去年よりもだいぶ苦しんだシーズンでした。

――苦しい時は何をモチベーションにしていましたか?
 中学から今まで陸上しかやってきていないんですけど、陸上をしていなかったらここまで来れていなかったので、このまま結果を出さずに終わるのは嫌だなっていう思いで、いつかは結果が出ると信じて。そういったことをモチベーションにやってきました。

――志方選手にとって箱根の位置づけは
 僕自身は大きな大会の一つとして捉えています。今の僕にとっては、自分に自信をつけるための大会ですね。

――1年生の時には「箱根は世界への通過点」とおっしゃっていましたが、2・3年目で苦しい時期が続き、位置づけが変わったということでしょうか。
 そうですね。今の状況だと、まずは自分に自信をつけることが必要なので、世界を、っていうのはまだちょっと先のことだと思いますね。

――箱根でのチームの戦い方は
 今年も一昨年、昨年と同様に、先手必勝という戦い方になると思います。

――走りたい区間はありますか?
 今の状況が状況なので、負担の軽いところでのんびり走らせてもらいたいですね。

――箱根が終わると最上級生となります。ご自身の役割は
 それは考えているんですけど、まずは結果を残せるようにして、後輩たちに示しをつけられるような選手になることが第一ですね。あとは、みんなで一緒にチームを盛り上げられるようにしていきたいなと思います。

――箱根への意気込みをお願いします。
 個人としてはまずはスタートラインに立つことが最低目標で、走ることになった場合、チームの足を引っ張らないことが目標です。チームとしては、納得のいく順位となると優勝になるので、優勝できるように貢献していきたいと思います。

 

(TEXT、PHOTO=矢野真由実)

 


 
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