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高校2年時に全国高校駅伝で鹿児島実業のアンカーを任され区間賞、見事逆転優勝の立役者となった高田康暉選手(スポ1)。早稲田に入学して半年。着々と練習を積み、8月、9月に行われた夏合宿でさらに力をつけてきた高田選手の走りには、早稲田の新戦力としての大きな期待がかかります。今回はそんな高田選手に大学入学から現在まで、そして夏合宿や大学生活などについても語っていただきました。 





 
高田康暉選手プロフィール
  スポーツ科学部1年
  鹿児島実業高校・鹿児島県出身
  自己記録  5000m:14分19秒40
        10000m:29分27秒06

――まず入学してから今までを振り返ってみていかがでしたか?

最初はよかったんですけど、生活をしていくうちに走る距離も長くなって、5月、6月くらいにやっぱり大学と高校の違いというのが少しずつ勢いがなくなってきて分かったっていうのと、僕自身生活に慣れていくっていうのが苦手で慣れるのに7月8月くらいまでかかって。でもやっと8月くらいから夏合宿で走る量とかが増えて生活も慣れてきたので良くなってきたかなと思います。

――大学と高校の違いとは?
大学は自由な部分が多いのでしっかり自分をもっていかなきゃいけないっていうのはあります。あとはやっぱり走る距離も長くなるので…


――では夏合宿についてお聞きします。まず全体を振り返ってみていかがでしたか?
そうですね、一番最初の合宿は先頭のほうで積極的に走っていくっていうことを心がけて走っていました。最初はついていくのに精いっぱいだったんですけど、合宿が4回あってどんどん繰り返していくうちに最後あたりは少し余裕をもって前でいけて、いつのまにか上の先輩方と戦えるようになったことが自信になりました。

 

――合宿の出来としては満足されている?

そうですね。1回1回の練習には課題もあったんですけど、力は確実にかなりついてきたので。良い感じにできたと思います。

 

――夏合宿ではどんな練習をされたんですか?

北海道は2週間あって、一週間ポイント練習があって2日やって2日休んで2日やってっていう感じで結構詰めてやって、その間の日の各自JOGっていうのもしっかり長めに走って。今までには想像できないくらいの距離を1日に走りました。

 

――合宿のなかで特に記憶に残っている練習などはありますか?

北海道合宿で25km走のラスト5kmフリーっていう練習があって、まぁそれは20kmになってよーいドンっていう形の練習で。その練習では修平(山本・スポ2)さんが1番だったんですけど、修平さんに最初からついていって、途中で離れはしたんですけどそこで粘れたのでそれが1番自分にとって大きかったです。

 

――高校と大学の合宿を比べると走る距離ももちろん多くなると思いますが何かほかに違いは感じましたか?

高校の時は合宿のあいだあいだの時間がなくて。間にミーティングとか何かいろいろあったりして結構詰めつめだったんですけど、大学はもう練習が朝昼夕がたって感じであいだの時間が空いてるのでそこでしっかり体を休めながら練習できるって感じですね。

 

――大学の方が結構余裕のある感じでできる?

そうですね、まぁ走るんですけど時間的には余裕ですかね。あとはポイント練習とかの質も全然ちがうっていうか。質がかなり高いですね。

 

 

――では次に来週の出雲駅伝についてお聞きします。まず高田選手の現在の調子はいかがですか?

9月25日に10日間くらいの合宿を終えてそこから土日に最後の追い込みがあって、そこではちょっと体がきつかったんですけどしっかりこなすことができたので力はついているのかなという感じです。疲れ自体は徐々にとれてきてる感じはあります。

 

――合宿の疲れなど?

はい。でも今日ぐらいは結構動き自体は良いのでちょうど来週の月曜日にはピークが合うかなという感じです。

 

――出雲は走るとしたら何区が走りたいですか?

そうですね……2区とか走りたいなって。

 

――それはなぜですか?

まあ前半ですし、1区からトップあたりを行くと思うのでそのままの流れでいきたいです。逆に後半の区間だったら前半よりはひとり状態になったり孤独な走りになると思うので。まだ練習もそんなにひとりでやってるわけじゃないので早いうちに走りたいっていうのはあります。

 

――走るとしたらどのような走りがしたいですか?

大学初駅伝ということになるんですけど、まあ思い切っていきたいです。積極的にずっと走って後半ガマンしてっていう感じで走りたいなと思います。

 

――大学初駅伝ということですが緊張しますか?緊張はされるタイプですか?

緊張、っていうか落ち着きがなくなりますね。まあでもまた別なんですが高校の駅伝とかは経験してきたので。大学の駅伝には高校の駅伝とはまた別の緊張感があるとは思うんですけどある程度は大丈夫だと思います。

 

――これまでで思い出に残ってる駅伝は?

高校2年のときに都大路で優勝したときにアンカーを走って。走ったこともなんですけどそこまで皆で取り組んでたっていうこともすごく思い出っていうか。

 

――そこからなにかご自身に変化などありましたか?

そうですね…逆にそこから悪くなってきたというか…(笑)ちょっとそれまでそんなに考えてなかったんですけどそこからやっぱり上に立って、3年目でキャプテンとかなったので自分のことよりもいろいろ他のことまで考えるのが増えて。そこでまあそれまでの自分が適当だったのかなって思いました。

 

――ロードではどういうコースが得意ですか?

平坦なコースとか、軽いアップダウンがあったりするのが良いです。

 

――あまり激しいアップダウンは好きじゃない?

好きじゃないですね。

 

――トラックとロードはどちらが得意ですか?

好きなのはトラックなんですけど、結果が残ってるのはロードの方かもしれないですね。

 

 

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(TEXT=関谷公子、PHOTO=猪野史夏)

 

 


 
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