サッカー早慶定期戦特集特別編として行わせて頂いた女子スタッフ対談。予想以上に濃密な対談をして頂いたので、急遽Part2を作らせて頂きました!(Part1はこちら) 女子スタッフから見たア式蹴球部は?引き続きご覧ください!
――選手の方との関係はどのような感じなのですか?
海老原:それはもうクラッシャーに代表されるような扱いですね(笑)
大木:割と皆「女の子だから」って感じはないです基本的には。優しい人は優しいんですけど。普通に一人のスタッフとして皆扱ってくれてるんじゃないかなっていう感じです。選手からのいじりはやばいです。ここぞという時に女子スタッフの秘密とかを知って、にぎってるんで(笑) 森岡:みんなためこんでます(笑)
――では4年生はどんな雰囲気ですか?
八木:
最強世代です!色んな意味で(笑)キャラもそうですし… 大木:ここぞと言う時の団結力は結構4年が一番あるかなと思います。結構普段皆、別称「個性派集団」なんですけど(笑)すごく個性が強い人が多いから一見ばらばら、各々やりたいことやってるように見えるんですけど、部の取り組みとか、実際早慶戦の取り組みとかも、部に対することはしっかりまとまってやる雰囲気が出るのは4年かなって思ってます。
――女子スタッフの方はみんなでよく会ったりするのですか?
八木:…しません(笑)
海老原:毎日一緒にいるから今更なんか、「ご飯行こうー!」とかじゃなくない?
森岡:部活帰りに「ちょっと松屋食べて帰ろー」みたいな(笑)伏見界隈の上海っていう中華屋さんがあるんですけど、そこですね、俄然。
海老原:でも鍋パとかしたね。
八木:したねー!去年のリーグ戦の最終節の日に。
大木:節目にはやります。なんか集まって、お疲れ様会みたいな。
八木:でも世に言う「女子会」みたいなのはないです(笑) 大木:「鍋でよくね?」みたいな感じ(笑)
海老原:トイストーリー見ながらね。
森岡:お互いの誕生日に重い腰を上げるみたいな(笑)
海老原: 誕生日は頑張ります。
――ではア式の雰囲気は?
森岡:上下関係はそんなに厳しくなくて、それは多分先輩が結構意識してやってるのもあります。ただそこを馴れ合いにしないようにというか、そこはすごい皆仲良くするのは別に、単純に仲が良いから楽しいからというわけじゃなくて、普段からそういう関係を築くことで、やっぱり本音を言い合えるし、プレーにも実際そういうのは出てきますし、お互いに言いたいことその場で言い合って、そこで理解し合うというか、そういう部分ではすごく良い関係を築いているんじゃないかなと思います。
――女子スタッフの方からみて古賀監督はどんな方ですか?恐いという話も聞きますが…
森岡:多分、恐いのは出来てるからだと思います。全てが筋が通っているというか、結構高い要求をしてくるんですけど、それを監督は絶対超えてるんですよ。求めること以上のことを体現して選手とか私達スタッフにも求めてくるんで、私達も言い訳が出来ない。多分それは恐怖ではないんですけど、確かにそういう恐さはありますね。
海老原:絶対に叶わない感じがあります。
森岡:でも多分ア式一、女心とかを分かってるのも監督。 海老原:唯一バレンタインのお返しをくれるのも監督だけ。部内で(笑)
大木:ひなまつりくれました。合宿3月の頭で、寒い時期に茨城行って合宿するんですけど、3月3日がその調度中日くらいで。こっちももらえるなんて全然思ってなくて、合宿中にケーキとかお菓子の詰め合わせみたいなのを「ひなまつりだから」みたいな感じで女子スタッフ全員に用意してくれてて、そこで私達は女心分かってるなと(笑)
森岡:しかも選ぶセンスが超良いんですよ!
――では、選手を見てて「かっこいいな」と感じる時はありますか?
大木:良いエピソードが一つあるんですけど(笑)試合が終わって、自動販売機があって、私たまたまそこ通りがかったんですけど。小さい男の子が自販機の下にお金を落としてしまってて、で私は自販機の下のお金をすごい姿勢になって取ろうとしたんですけど、取れなくて、5分くらいずっと格闘してたんですけど、取れなくて。で、そこにたまたま松澤(香輝、スポ3)が通りかかって、私は「手長いから取ってもらおう」と思って、目でなんとなく訴えて、そしたら大体の様子は察したらしく、取ってくれるのかなと思ったら自分の財布からすっと100円を出して、その男の子が見てない時に私にすっと渡して「あったよって言って渡してください」って。 ウィルウィン:えー!素敵ですね!海老原さんはあります?
海老原:本当に皆基本的に真面目で。サッカーに対しても真面目に取り組んでるんで。何かよく思うのが時々、選手が本気になってる瞬間、一本のダッシュだったり、球際競ってたりとかする時に、本気が伝わってくる時すごい感動するんですよ。「今、本気なんだ」みたいな。そう思うときは尊敬してます。公式戦の時とか基本的に全員観戦なんですけど、その後に帰ってきてメンバー外の人が自主練とかしてると、こっちもなんか疲れたとか思ってても、「選手も頑張ってるから、うちらも頑張んなきゃな」とか思いますね。 大木:こういう話がしたかったんですよ!(笑)
森岡:本当にそうですね。このチームは一生懸命であることをストレートに受け止められるというか、「一生懸命さがかっこいい」ってちゃんと思えます。今まで必死さとか、何かに対してがむしゃらに頑張る姿勢って結構、ぱっと見かっこ悪かったり、そんなに必死になることがちょっと恥ずかしかったりとか、ってあると思います。でも本当に皆真剣に取り組んでる姿とか、一生懸命、見た目とかそんなんも気にしないで、がむしゃらに取り組む姿勢とかは皆がそれを認め合えてる組織だなっていうのは思いますし、色んな部分を知ってるからこそ本当にサッカーに真剣に取り組んでる姿を見ると、やっぱりサッカーには真剣なんだなとか、本当にサッカーが好きなんだなとか、そういうのが思えると安心感もありますし、かっこいいなと思える瞬間でもあります。
八木:私、頑張ってることを、一生懸命だよって出してる人嫌いだったんですよ、高校まで。自分もそういうのかっこ悪いなって思ってましたし。高校までは本当にがむしゃらにやってても「何やってんだろー、もっとさらっと出来るでしょ、かっこ悪いな」とか思ってたんですけど。ア式に入って、そういう人達を見て、エビが言ったような本気の瞬間ってやっぱり分かるんですよ。普段一緒にいる時間が長い分、全然違う表情をしますし、動きの変化でも後はオーラとかも雰囲気とかも「切り替えたな」っていうのをすごく感じます。そういう瞬間を目にしたときは一番かっこいいかなって。大学に入って初めて、一生懸命な人をかっこいいって思いました。
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