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[ア式蹴球部] 「2013早慶サッカー定期戦特集 早慶戦直前!4年生女子スタッフ座談会 Part2」

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終始笑が起こる対談でとても楽しかったです!ありがとうございました!

――マネージャーやトレーナーは人を支える仕事だと思いますか?
大木:トレーナーって仕事は、間接的には結果に関わってる仕事だと自分では思っています。例えば、ウォーミングアップをやる時、そこで選手のモチベーションとか、体的にも持ち上げて、試合に送り出せたなっていう時は、やっぱり良い試合だったりもしますし。選手の体を管理してる仕事なんで、怪我人とかも出る中で、監督とかと話して、「この選手は次怪我あるから出来ないだろう」とか結構重大な話もさせてもらうことも多いです。支えてる立場ではあると思うんですけど、試合には自分も関わってるっていうつもりでいつもやってるんで、一緒に戦ってる気持ちは強いかなと思います。

ウィルウィン:部活に割く時間が多くて大変ではないですか?
森岡:部活中心の生活ですね。大変なんですけど、チームが一つになる一瞬というか、一番分かりやすく言えば勝利の瞬間とか喜びの瞬間って本当に私は、感情の濃い瞬間だなっていうのは良く思います。社会人になったとしても中々味わえるものじゃないだろうなっていうぐらい感情の濃さを味わえて、特に喜びというところを味わえるその一瞬のために、本当にばかだなーとも思うんですけど(笑)皆多分それで頑張れる。すごいそれは力になります。あと私は自分が良いなとかすごいなと思ったものを、人に伝えることが一番の喜びというか、それが伝わった時はやっててよかったなと感じる瞬間ですね。なので私はこうやって今まで3年間ちょっとア式を見てきて、本当にア式いいなって思うし、大学サッカーいいな、サッカーっていいなって思うのでその魅力をより多くの人に伝えたくて、そのためだったらもう出来ることは全部やろうっていう、それだけでやっていけてます。大変じゃないって言ったら嘘になりますけど(笑)大変なことだらけですけど、毎回リセットされるというか、忘れられる。それを上回るんで喜びとかが。それで全然大丈夫です。
八木:やりがいを感じてなかったら今ここにいないとは思います。
海老原:マネージャーという立場とか学連という立場の中で信頼関係とか心の距離感とかが近づいたなって思う時に自分が今までやってきたことが正しかったんだなってすごい思いますね。選手だったら練習のサポートだったりとかで、向こうもちょっと頼ってくれることとかもあるだろうし、学連として試合とか運営していく中でお客さんとかファンの方が喜んでくれたり、名前とか顔を覚えてくれて「今日もお疲れ様」とか言ってくれると自分の働きが認められてるんだなと思ってやりがい感じます。自分の成功したっていう実感と周りからの評価が両方とも感じられたら一番、よかったなと思いますね。




――最後に早慶戦に向けて。
大木:私はお客さんがたくさん入るスタンドにすごい憧れを持っています。本当にたくさんの観衆の中で早稲田のサッカーを皆に見てもらいたいっていう気持ちがあって、慶應のサッカーと早稲田のサッカーて内容が違うというか、やっぱり求めてるものが違うので全然。私は早稲田にいる身なんで当然なんですけど、早稲田のサッカーが大学サッカーの中で一番良いサッカーだと思ってるので、見てる人達も絶対面白いと思うし、ただ面白いだけじゃなくて、感動とすると思うし。そういうのをお客さんに感じてもらいたいなって思います。本当に早稲田のサッカーの良さを早慶戦で感じてもらいたいなって思います。
海老原:早慶戦ってただのサッカーの試合とは全然違くて、本当に両校のプライドをかけたっていうのもあるんですけど、準備も寝ずに学生が全部やってたりするし、来てくれたら本当に何か心に残るものとかが絶対あると思うんですよ。もちろんプレーの内容とかも、お互いレベルの高いチームなのでありますし、それ以外の面でもたくさん早慶戦って特別な思いだったりとか、色んなものが込められてると思うのでそれを少しでも多くの人に感じ取ってもらえればなと思ってます。
森岡:早慶戦って来る人によって色んなものを感じてもらえる大会だと思ういます。もちろんサッカーという面でも楽しんでもらえると思いますし、選手達の思い入れというのも本当にすごく強くて。早慶戦に出られるか、出られないか、やっぱり国立でたくさんの人が入る舞台は中々ないので、そういう舞台に立つっていうのは早慶の部員にとっては憧れの舞台でもあるので。そこに出られる部員っていうのは限られてて、出られなかった部員の思いも背負ってますし、そういった思いが本当にプレーに出るというか、熱いものは感じられるので、それで早稲田だったら早稲田に来てよかったなって、多分単純に会場に来てその雰囲気を味わってもらえれば、そう思ってもらえるという自信はありますし、是非来てほしいです。早慶にかかわらなくても、学生らしさが前面に出ている大会なので是非その学生らしさを感じてほしいなと思います。
八木:見所って言ったら、ピッチに立ってる11人の選手、18人のメンバーもそうだし、運営をしている例えば本部のモリゾーだったりとか、本当に色んな仕事があって、もちろんトレーナーも含め、全部の色んな仕事をしている部員が本当に早慶限らず全員本気だと思うんですね、その日は。その本気を来た人は絶対感じられると思っていて。美波(大木)は高3の時に早慶戦を見て早稲田のア式に入ることを決めたって言ってたんですけど、そうやって本当に人生が変わる人がいるかもしれないし。もしかしたら(早稲田と慶應のサッカーの)違いなんて分かんないよ、って人も多いと思うんですよね、私も高校までサッカー好きだったけど、何が違うのかって言われても難しくて。でもそういう人でも雰囲気だったりとか、選手の顔つきとかから、そのサッカーの魅力とか、そのチームの魅力とかっていうのが分かると思っているので、本気の姿を見に来て、早慶サッカーの魅力を感じてほしいかなっていう風に思います。




 「一生懸命さがかっこいいってちゃんと思えます」という言葉を聞いて、本当に素敵なチームだなと感じました。今日4人のスタッフの方にお話を聞いて、選手の方が「みんなのために」と常に言っている理由が少し分かったような気がしました。たくさんの人のたくさんの思いを感じられる早慶戦。誰かの心を動かす一日になりそうです。

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(TEXT=磯綾乃、PHOTO=西村侑美)
 


 
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