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出雲駅伝直前インタビュー、第2弾は高田康暉選手(スポ2)です!
高校時代から活躍されていた高田選手、昨年は1年生ながら3大駅伝のうち、出雲、全日本で出走を果たしましたが、最後の1つ、箱根駅伝では惜しくもメンバーから外れてしまい出走は叶いませんでした。その悔しい思いをバネに迎えた今年は、1500m、5000mなど多数の種目で自己ベストを更新。そんな高田選手にトラックシーズンや夏合宿、来たる駅伝シーズンについてお聞きしました。(※取材を行ったのは10月6日)
 





 
高田康暉選手プロフィール
  スポーツ科学部2年
  鹿児島実業高校・鹿児島県出身
  自己記録  5000m:14分18秒28
        10000m:29分27秒06
ハーフマラソン:1時間03分26秒
――インカレ、夏合宿と終えられましたが、現在の調子はいかがですか?
 走れてはいるんですけどやっぱり疲れが残っていて。ちょっとずつ今は上がってきている感じですね。

――疲れというのはやはり夏合宿の疲れですか?
 そうですね、合宿の疲れがまだちょっとあるかなという感じです。

――合宿を終えられて、今現在の練習は順調ですか?
 そうですね、合宿が終わってからも順調で、全部消化しています。

――どちらかといえば好調ですか?
 そうですね、好調です。

――先日の部員日記に「夏合宿は今までにない出来だった」と書かれていましたがそれについては
 もともと練習はできるんですけど、今回に関しては色々考えながら、試合のこととか考えて余裕をもってできて。フリーの練習とかも全部トップで行けたので、それが試合につながりそうな保障ができました。

――1番印象に残っている練習などありますか?
  岩手の合宿の時に3qを4本走って、4本目で8分13秒くらいで楽に上がれたのが1番良い練習でした。あと最後の10マイル走で、ラストの5qを引っ張りながらも14分1桁くらいで上がれたので、順調にいけて自信もつきました。

――部員日記には「この夏で陸上に対する考え方が大きく変わった」とも書かれていました
 高校では結構キチキチしていて、例えばアップだったりとかを限られた時間に毎回必ずやるっていうようなことが全部決まった形で。大学では各自が自分で色々やるっていうイメージは頭にあったんですけど、この1年を通して、特に夏合宿で、自分の調子に合わせてやったりとか、あと大迫さん(大迫傑、スポ4)が色々違ったことをやっているのを見て。そういうのもなんでやっているのかなって考えながらやると、やっぱり色々やり方があるんだなって感じました。

――違ったこととは?
 例えば練習後の補強とかもちょっと違ったことを取り入れていたりとか、トレーニングなんかでも色々、僕らにはないような考えのことをやっています。そういうことがやっとどんな感じでやっているんだなっていうのが結構分かってきて、それでやっぱり色々考え方もあるんだなということで色々僕自身考え方が変わりました。

――ここからはトラックシーズンについてお聞きします。まず5月の関東インカレではハーフマラソンに出場され9位という結果でしたが振り返ってみていかがでしたか?
 きつかったことしか覚えてないんですけど、あんまり自分の力が発揮できなかったです。

――練習は順調に行っていたんですか?
 そうですね、はい。夏ほどではないですけど、練習で離れたことも無かったです。調子としては良くも悪くもなくって感じでした。入賞は最低限しないといけないなと思っていて、もちろんチームとしてもですけど自分としてもそういう大舞台というかそういう所での力っていうのが発揮されるので、そういうことも考えると本当に全く納得いかない結果で。他大とかも結構上位で走っているので、そこを考えると、駅伝のことも考えるとやっぱりまだまだかなと思いました。

――続いて6月の日体大記録会では5000mで自己ベストを更新されましたが
 記録会の1週間前に胃腸炎にかかってしまって、ちょっと寝込んでしまいました。それでもあれぐらいで走れたので、めちゃくちゃ良い感じには走れなかったんですけど地力っていうか底力ついたかなぁって感じでした。喜べはしないんですけど走れたので。

――7月のトライアルinいせさきでも1500m、3000mで自己ベストを更新されました
 そうですね。特に1500mがかなり自分の中で大きなきっかけになって。やっぱり今まで、大学に入ってから試合で自分のイメージ通りに一度も走れなくて。でもいせさきで初めて自分のイメージ通りに走れて、タイムもかなり良いタイムが出たのでそこが自信になってその後の合宿とかにもつながった感じですね。あと3000mも1500mの80分か90分後くらいにあったんですけど、その中であれ位でまとめられたので、タイムとかは良くないんですけど良い練習というか良い大会になって、自分の大きなきっかけになった試合でした。

――イメージ通りに走れた要因は何だと思いますか?
 やっぱりさっきも言いましたけど、ちょっといつもと違う感じで、試合抜きで調整をやったのでそれが上手くいったのと、監督・コーチからも「今までやってきたことに自信持て」と言われ増しました。それはいつも言われてはいるんですけど、その試合の前だけなんかいけるかなっていうか調子も上がってきたので、精神面的にも上手くいっていましたね。

――9月の日本インカレでは1500mに出場されました。振り返ってみて、いかがでしたか
 1週間前まで夏の合宿をしていて、スピードが出るかな出ないかなっていう不安はあったんですけど、監督コーチとも「駅伝シーズンにしっかり走ることを大事にしよう」っていう感じでそんなに調整もしないで走りました。それでも強い選手だったら何でもしっかり対応して走れるんですけど、まだ自分にはそういう力がないっていうことを自覚しましたね。

――今シーズンを振り返ってみると何度か自己ベストを更新されました。この結果についてご自身ではどう評価していますか?
 でもやっぱり練習でやっていることを試合でそのままやるとか、自分のイメージとか、元々戦っていたライバルたちの事とかを考えるとやっぱりまだ戦える位置にもいないので。タイムとしては。なのでやっと良い感じの兆しが見えてきた中でもやっぱりまだまだ、自己ベスト出しても全然まだまだ上はいる訳で納得はいかないシーズンではありました。

 

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(TEXT=関谷公子、PHOTO=磯綾乃)

 

 


 
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