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全日本大学駅伝直前インタビューは平和真選手(スポ1)、武田凜太郎選手(スポ1)の1年生対談です!
期待のルーキーとして入学後数々の大舞台を経験してきた2人。トラックシーズンの振り返りから全日本大学駅伝への意気込みまで幅広くお聞きしました。
 




 
(写真左)平和真選手プロフィール
  スポーツ科学部1年
  豊川工業高校・愛知県出身
  自己記録  5000m:13分55秒64
        10000m:29分11秒26

(写真右)武田凜太郎選手プロフィール
スポーツ科学部1年
早稲田実業高校・東京都出身
自己記録  5000m:13分58秒83
        10000m:29分04秒20
――まずトラックシーズンを振り返っていただけますか?
武田凜太郎(以下武田):5000m、10000mと一応ベストを更新できたんですけど、関東インカレとか全日本インカレとか大きな舞台で成績がイマイチ残せなかったのかなって思います。
平和真(以下平):僕は調子が全然良くなくて記録にしても公式戦にしてもいい結果が出なかったのかなと思います。

――春先に2人とも10000mで自己ベストを出されていました
武田:自分としては嬉しかったんですけど、もうちょっとで28分台のレースだったので、もうちょっと中盤なにか出来たんじゃないかなと思います。
平:僕は10000mが初めてだったのでどんな形で走っても自己ベストっていう形で。実際凜太郎と30秒以上離されているので話にはならないのかなと思いました。

――高校時代はトラックで10000mなどの長い距離に触れることは少なかったんですか?
平:そうですね。

――武田選手はトラックシーズン通してレースに出られていました
武田:出られる試合は全部出てきましたが、悪い時もありましたし、良い時もあってなかなか安定しなかったので大学の厳しさを感じられたのかなと思います。

――例えばどんなところですか
武田:走る距離が多くなったことや、朝練も(高校時代に)なかったので朝練のきつさとかは大変でした。

――平選手は怪我を長い間されていたようですが、その間はどうでしたか
平:4月の初戦の六大学から違和感があって、そのあともごまかしてやって行っちゃったんで、それが悪化して3か月くらい棒に振っちゃいました。もどかしかったですね。 

――武田選手から見てその頃の平選手はどうでしたか?
平:「なにタラタラやってんだ」ぐらいだろ(笑)
武田:いやいや(笑)。僕はあんまり声をかけてあげられなかったです。変な話なんですけど、僕が言ったら嫌味にもなっちゃうかなと思って。
平:先輩とかからも何も言われなくて。やっぱりここは自分で立ち直らなきゃいけないんだなってずっと思っていました。

――その間支えになるものはありましたか?
平:凜太郎が自分が故障している間にベスト出したり、北海道に行っていい記録会に出ていたりしていたので、悔しさとかAチームに早く戻りたいっていう思いが復帰までの支えになったんじゃないですかね。

――北海道の話が出ましたが、ホクレン北見大会を振り返って
武田:楽しかったですね。実業団の外人の選手とかが引っ張ってくれたんですけど、最初から全然話にならないレースで。10000mはスタミナ勝負だと思うんですけど、速いレースというかそういうレースになっちゃうとまだまだ通用しないんだなって思いました。

――たくさんのレースを経て夏合宿を迎えましたが、初合宿はどうでしたか
平:僕は高校の時からしごかれてきたんで、休憩時間とかが長くて自分の時間があるなと。高校時代よりも楽でしたね。
武田:いやー、しんどかったですね(笑)。距離もほんと倍以上走りましたし、練習も3部に分かれて練習したんですけど、高校時代は朝とかも集まって体操をしてふらふらウォーキングとかそんな感じで終わっていたので、同期とか先輩が黙々と走っている姿を見て自分も頑張らなきゃなと思いました。

――高校時代の練習や試合と比較したりするんですか
武田:半年間はそうですね。でも高校時代は楽だったなと思いますね(笑)。周りにも自分と同じくらいの人がいなかったので、今ようやく先輩とかに恵まれて練習できていることが嬉しいですね。

――振り返ることでプラスになることがあるんですか
平:調子の悪い時とかは高校の時どうやっていたかなとか思い出すことはあります。

――先日の所沢市選手権では平選手は自己ベストを出されました
平:夏合宿で力がついたなという感じですね。調子自体は良いと思います。走りのきっかけをつかめました。

――武田選手は前半「攻められなかった」、後半では「自分の走りができた」と試合後に言ってくれることが多かったですが、その走りが変わるきっかけは
武田:出雲はロードじゃないですか。ロードは得意意識というか、ロードだったら大丈夫っていう安心感がありますし、全カレでは結果としては良くなかったですけど、ビビらないでしっかりと前について行けたので、だんだん自分のベストな走りがつかめてきたのかなと思います。

――平選手もロードの得意意識はありますか?
平:僕も高校からずっと得意意識があったんですけど、高3の冬くらいに2、3回ロードで外しているので若干ロードは得意じゃないのかなとか思ったりもしたんですけど、好きといえば好きですね。景色も変わりますし、駅伝だったら襷も繋ぐので。

――話は変わって、早稲田に入る前と入った後で印象は変わりましたか?
武田:意外と泥臭いなと思いました。エリート集団イメージがあったんで、第1印象と違いました。
平:自由ですかね。他校の同級生とかと話したりするんですけど、他の大学よりも自由にやらせてもらっているし、それだけ自分で考えることの大事さとか自分でなにか新しいことをやってみたりしなきゃいけないんだなと思います。

――1年生はどんな学年ですか?
平:仲良いんじゃないですかね?
武田:基本みんなでいますし。ご飯とか。
平:べたべたですね(笑)。みんな1人でいるのが嫌なので、どんどん集まってくるんですよ。

――寮生活にはすぐ慣れましたか?
武田:いやー…。
平:部屋は仕切られているんで、だいぶ自分のペースで生活ができるんですけど、当番とか…。
武田:当番とかですね…。

――朝早かったり?
平:そうですね、4時半に起きて1時間くらい。それから朝練です。毎日ではないですけど、当番前日とかはもう…。
武田:明日…!って。

 

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(TEXT、PHOTO=西村侑美、福島瑠都)

 

 


 
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