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2013年度駅伝特集「奪還」全日本大学駅伝直前 平和真×武田凜太郎インタビュー

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――生活面・競技面ともに同学年はやはり意識するものですか?
武田:僕はやっぱり意識しますね。誰かが筋トレとか補強をしていたら、自分もやらなきゃなぁとか思いますし。1か月の走行距離も出るんですけど、こいつこんなに走ってるんだな、自分ももうちょっと走ろうかなとか。刺激というか、意識はしていますね。
平:僕は他大とかの同期がタイムを出したりすると、自分も出さなきゃなと思ったりしますけど、高校時代に比べてあまり他人のことは気にしないようになりました。

――お2人は入学前から期待されていましたが、お互いのことは意識していましたか?
武田:意識はしていましたね。インターハイとかテレビで見ていて、こんな奴が同じ大学に入ってくるんだ、と。
平:やっぱりチームメイトであり、1番のライバルになるんだろうなと思っていて。入学してずっと意識はしていますね。

――では半年が経って、お互いはどんな選手だと感じていますか?
武田:やっぱり僕にないものを持っているなと。インターハイや国体でも、外国人選手が最初から飛ばすようなところで、あとを考えずにしっかりつっこんでいけるところが凄いなと思います。僕はできないので。
平:うーん…凜太郎なぁ…。なんかしょっちゅう「キツい」とか「ダルい」とか言ってる割に試合も毎試合きっちり走るし。練習もこなすし。やるとこはきちんとやってる奴なのかなと。なんちゃってしっかり走る奴。走れないとか言っておいて。
武田:それを言うことでちょっと…楽になりたいなって(笑)

――お2人は緊張はされる方ですか?
武田:めちゃくちゃします。
平:僕はあんまりしないです。

――何かリラックスするためにしていることなどは?
武田: 音楽を聴いたりだとか、あと人と話すようにしていますね。会話をしているとやっぱり面白い話なんかで笑顔になれたりするので。付き添いの人に話しかけてもらったり。
平:僕も話はしますね。

――試合前のジンクスなどはありますか?
平:高校時代はあったんですけど…気にしなくなりましたね。
武田: 試合の前日は甘いものを食べます。
平:ハーゲンダッツだろ?
武田:ハーゲンダッツは…関カレで失敗したからやめてます(笑)
平:(笑)
武田:あと試合が午後からの時は、お昼にパスタを食べたり。
平:僕も食べるものはうどんかパスタですね。

――ちなみに何味を?
武田:カルボナーラですね。
平:僕もカルボナーラが。
武田:一緒ですね!(笑)

――全日本大学駅伝まで1週間となりました。チームの雰囲気はいかがですか?
平:いつも通りですね。あまりピリピリした人もいないですし。たぶん各自が自分の中で、いよいよだな…位は思っていると思うんですけど。そんなに行動とか雰囲気とかには表れていない気がします。

――駅伝は長距離で唯一のチームプレーですが、個人戦とは何か違いますか?
平:きつい時に簡単に諦められないですね。待っているので、気持ちが入りますね。
武田:きつい時もだし、走り始めもやっぱり気持ちが入りますね。襷があると。

――ご自分の全日本大学駅伝での役割は?
平:役割…。前半の大事なところは任せてもらえないと思うので、後半の前も後ろも離れたところでしっかりと走ることですかね。
武田:どちらかというとつなぎの区間になると思うので、しっかりそこでなるべく他大に離されないようにだと思います。

――武田選手は出雲駅伝を踏まえての走りとなります。
武田:出雲は良くも悪くもないという感じで終わってしまいました。全日本は距離も伸びるのでちょっときついレースにはなると思うんですが、出雲で使っていただいたので大学駅伝の空気を肌で感じられましたし、それをしっかり活かして走りたいなと思います。

――平選手は大学駅伝初出場となりますが、以前部員日記には区間賞で貢献したいと書かれていました。
平:そうですね。やっぱり走るからには区間賞を狙いたいです。
武田:僕もそうですね。

――希望する区間などは?
武田:本当は1区とか行きたかったんですけど、ちょっときついのかなと思って。5区6区のつなぎ区間を走ることになるのかなと思って準備しています。
平:僕もやっぱり走りたいのは前半なんですけど、自分の今の力や強い先輩もいることを考えると、後半区間になるのかなと思います。

――最後に意気込みをお願いします。
武田:出雲駅伝では駒澤、東洋、日体に差をつけられてしまって優勝争いに加われなかったんですけど、全日本はチームとしては優勝を目指してやっていきたいと思います。個人としては区間賞、最低でも区間上位で走ることを求められるので、頑張りたいと思います。
平:僕は初めての三大駅伝となるので緊張とかもあるとは思うんですけど、守りの走りにならずに、攻めて攻めて後悔のないように走りたいです。

――ありがとうございました!

終始お互いの語る姿に頷きながら聞きあう姿が印象的でした。お互いを尊重しつつ、切磋琢磨しながら競技に打ち込んでいるのだなと感じました。2人とも全日本大学駅伝への出場はもちろん初めて。しかし、これまでのレース経験や練習を糧に2人は早稲田に勢いをもたらす走りを見せてくれるはずです。みなさんで応援しましょう!  

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(TEXT、PHOTO=西村侑美、福島瑠都)
 


 
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